迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

広告会社の“ボランティア”活動?!

TVとかで時折、普通の商品広告とは違うCMに“遭遇”する事があるとは思うが、コレっていったい何のCMでしょうか?よく見ると、最後に“AC"というロゴとコーラスが出てくる。実はコレ、公共広告機構という、広告代理店や放送局等が出資してやっている団体のCMです。広告の内容は様々ですが、一般的には公共マナーや災害支援等人道的な啓発運動をメインにCMを制作・公開しています。そもそもの発足は、関西の広告代理店がCMの可能性を模索し、広く一般に“公共マナー”を呼びかける事から始まった、広告業界の“ボランティア活動”です。
そのため、広告そのものの制作費は一切、この団体の資金(基本的には放送局や広告代理店から徴収している会費)で賄われ、コレを流す放送局は、そのCMに関しての放映料は“無料”です。つまり、コレが多く流れている放送時間帯は、そこにCMを出してくれる企業を待っている状況と考えても良いでしょう。(地方民放でやたら多いのは、それだけ分経営が苦しいという事でも…w)

基本的には早朝や深夜の時間帯に多く流れているが、最近では災害で通常のCMは無理っぽい時や、CMを出している企業が不祥事をおこして“一時自粛”をしているケースで、こういったCMが流れるケースが多い。
一部の掲示板サイトでは“最恐のCM”と揶揄される程不気味なモンが多かったが、最近はその一方でかなり軽めのネタもやってる様で、エイズ検査の呼びかけCMではパペットマペットの“うしくん”が体験レポートをするというヤツがあったり、アイドリングストップ啓発CMではHOME MADE家族のPV(プロモーションビデオ)風のがあったりと、伝えたい内容はかなり重要な話なのに“軽い”のがある。もちろん、従来通りの“重々しい”暗いCMもあるが、こういうのは結構“怖い演出”が施されている(群れから逸れたシマウマが怯えるヤツとか、砂で作った親子像が波にのまれて崩れるとか)のが多い。ちなみに某掲示板で“最恐”といわれてるCMは、食料危機にさらされた子供の映像。バックに流れていた現地(アフリカ)の子守唄と血文字で“HELP”と書かれた映像で、深夜に見てるとちょっとした“怪談話”より怖いとかw
今年で設立が35周年という訳で、それにちなんだCMとマスコットキャタクター“めばえちゃん”が登場した。キャッチコピーは“人のココロにタネをまく。”だそうな。