迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

My favorite announcer vol.20

ハイ、今月もやって参りました。毎度おなじみ、このBlogの“名物”カテゴリー“My favorite announcer”シリーズです。今回で本編は20人目(番外編も含めたら26人目)の紹介となります。さて、栄えある20人目のアナは、高校野球もいよいよベスト8という訳で、この方の話をしましょう。夏の“甲子園の父”こと、元ABC朝日放送の植草貞男アナの話です。
以前ちょこっと説明したが、TVOテレビ大阪植草結樹アナと、TXテレビ東京植草朋樹アナの父親で、かつてはABCの“名物実況アナ”だった訳だが、なぜそのようにいわれる様になったのか、また、“元祖絶叫系”と言われた訳は…資料が少ない分、オイラの推測と記憶を頼りに解説します。(間違ってたらゴメンねw)
本題に入る前に、親子と言えど“同姓”が3人いると説明がややこしいんで、“貞パパさん”と明記してあれば本人で、息子さんは“結樹アナ”が長男、“朋樹アナ”が三男とココでは区別しておきます。

そもそもデビューした当時は、そんなに絶叫していた訳ではなく、むしろ淡々とスポーツ実況していた様である。しかし、ある出来事をきっかけに、“誰かに伝えるため”の実況へと変化したといわれている。その“出来事”とは、実は“あの兄弟”に関する話で、ホントだったら彼等の下(朋樹アナの上だっけ?)に“愛娘”がいたのである。しかし残念ながら、生まれてすぐ(確か6ヶ月)で亡くなってしまった(確か先天性の病が原因)のである。その時は仕事中で、“最期”を見届けてやる事ができず、深い悲しみに暮れたといわれている。コレを機に、天国へ旅立った幼い娘に“パパはココにいる”と言わんがばかりに叫ぶ様な実況へと変化したとか。
また、息子が3人(ちなみに次男は現在、貞パパさんのマネージャー)いてるモンだから、誰か一人は“高校球児”になってほしかったらしく、一人(誰がそうだったかは失念したがw)は確か高校野球の名門校に入学させたそうだが、在学中に“甲子園出場”は、なかったそうな。確かに、高校野球を実況するアナにとって、自分の息子が在学している高校が甲子園に出てきて、しかも息子がレギュラーで活躍しているトコを自分が“実況”するというのは、“究極の快感”だろうとは思うが、まずその為には自分自身がABCかMBS(もしくはNHK)の実況アナであり、しかも高校生の息子が野球部でレギュラーでないとまず無理であり、しかも“甲子園”となると様々な難関(特に夏の大会だったら、地方大会優勝は絶対条件)があるから、とてもじゃないが“夢が叶う”可能性はかなり低い。だからこそ、その“偉業”を達成せんが為に息子達に“無理難題”を吹っかけたから驚きである。で、それを素直に(かどうかは知らんがw)聞き入れた息子達も息子達であるwま、甲子園の“女神”さん達は、そう簡単に一人のしがない実況アナの“我侭”を許す訳がないのは確かだが…しかし、その事が後々、結樹アナと朋樹アナが、貞パパさんの“跡を継ぐ”結果をもたらすとはつゆ知らずで、この話をやり始めたら本題からズレるんで明日にまわす(オイ!!)が、それはそれで貞パパさん的には“嬉しい話”だったのは、いうまでもない。
ご存知だとは思うが、ABCはラジオでは開局以来の“虎バン(ダメ猫阪神の“追っかけ”をする記者は“虎番”という)主義”なモンだから、必然的に甲子園球場に通う機会が他局に比べて多い訳で、当然だが選手との関わり合いも深い。また、甲子園経験者の多くは、貞パパさんの事をよく知ってるんで、他球団の選手でも敬意を払って取材に応じたそうな。
そんな貞パパさんが高校野球の実況で“現役引退”をする際に、ABCは“熱闘甲子園”で、その“最後の勇姿”を特集して放送した訳である。その際、実は結樹アナの息子クン…つまり貞パパさんの孫が放送席にいて、実況終了後に“じいじ”に駆け寄るという“サプライズ”をやってのけたのである。(コレは何年か前に、結樹アナがTVOホムペのコラムで、その舞台裏をちょこっと暴露してましたw)当然このシーンは、全国(ANN系)に放送された訳であり、貞パパさん的には一番見せたくなかった“祖父としての姿”がそこにはあった。だけど“孫”を目の前にしたら、そういう訳にもいかない訳で…コレを見た結樹アナとスタッフは“してやったり”だったそうな。
現在でもサンテレビのゴルフ番組でMCをやってるらしいが、結樹アナに言わせると、実はあんまり無理をする事ができないんだとか。てのも、ずいぶん前から前立腺ガンの疑いがあって、時折検査の為に入院する事があるという。現在既に70(現在74歳)を超えてる事も考えると、わからなくはない。ただ、もう少しだけその声を聞きたい、姿を見ていたいと思うファンが多いのも事実で、そういう部分でのジレンマもあるとか。(ま、オイラもそんな一人ではあるんだが…。)