迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

競馬にまつわる“火災”の話

オイラが旅行中に船橋競馬場で、厩舎が焼ける火事があり、在房中の競走馬6頭が逃げ遅れて犠牲になった。この中には、2年前に日高地方を襲った台風から、奇跡的に生還した馬もいたそうな。(関係者には、お悔やみ申し上げます。)
火災といえば、何年か前にも福島にある民間のトレーニング牧場で、預かっていた22頭の競走馬が犠牲になった件(被害馬の中にエガオヲミセテもいた)もあるし、スペシャルウィークの生産牧場である日高大洋牧場も、繁殖牝馬と当歳馬が犠牲になっている。
3つとも原因はバラバラだが、大概は牧場関係者の“火の始末”(特に喫煙後の処理)が不完全で発生してるケースと、厩舎内の電気系統のショート(特にコンセントからのトラッキンング現象での失火)によるケースで、放火というのは考えにくい。

もっとも、競馬関係者に“放火魔”がいた場合は別問題だが、通常見学を認められた場合を除いて、トレセンや育成牧場等は一般人は入れない事になっている。しかし競馬場の場合、開催時はもとより、開催がない日時でも出入り自由な区域があったり、地方競馬の場合だと、自治体に“多目的用地”としてレンタルしている“地主”の都合で、馬場内にある田畑や墓地(?!)に用事があって、出入りする事もある。(浦和競馬場なんか、コースの一部に確か県道が通ってて、非開催日のみ通行可能だとかw)
話が若干脱線したんで戻すが、火災が発生すると、なぜか馬は火災から逃げようとはしない(どうも、一度パニるとそうなるらしいw)。その為、競走馬や繁殖で繋養している馬を避難させようと誘導しても、担当厩務員の言う事ですら聞いてくれないとか。結果、一度火災が起きると、避難&救助が間に合わずに“犠牲馬”が大量に出るという事になる。
“放火”というとアレではあるが、以前、吉田(勝)アナの話で“園田競馬場焼き討ち事件”に触れた事があったとは思うが、コレの場合は奇跡的に犠牲者が出なかったという稀なケースであって、普通だったら100人以上の犠牲者&数十頭の犠牲馬が出ていてもおかしくない。(そもそもは開催役員と一部の調教師がグルになって、あるレースで“八百長”をやらかし、それを知ったファンの一部が腹を立て、馬券発売窓口に火を放った。コレがきっかけで園田競馬場は一時期、地元住民と主催者の間で、存廃の是非が問われた。)競馬場での火事とはいえ、地方競馬の厩舎やスタンドは、その殆どが老朽化してる関係上、何時こういった“失火”が起きるかわからない。まして“草食動物”を飼育してるから、当然だが“引火しやすい”飼料を扱ってる訳である。だからこそ、牧場見学でも“火気厳禁”とされ、一般見学者には注意を呼びかけてるが、関係者自身が“注意散漫”だと意味が無い。今一度、競馬ファンのみならず、競馬に携わる関係者も、“火の取り扱い”には細心の注意を払ってもらいたいモンです。