迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

野次馬根性は時として…

相次ぐいじめ自殺、官請談合、メディア業界人のセクハラ隠蔽…これらはいわゆる“報道による連鎖反応”とも言えるぐらい芋狡式に出てきますなぁ…。しかし、忘れてはいけないのは、メディアを通じで報じられてる事柄の“真相”を追求しようと野次馬が殺到すると、加害者自身が“被害者”になり得る可能性もあるという事であろう。特に、強姦や婦女暴行の類いは、追求すればする程、加害者だけでなく被害者女性をも苦しめる結末しか残りません。確かに“実名報道”は、犯罪者を懲らしめるのには有効な手段ではありますが、現在の犯罪事例を見ると、必ずしも“犯罪抑止力”と結びついている訳ではありません。むしろ、“加害者”とされる人物が事実無根の“冤罪”だった場合、報道姿勢に問題があるとマスコミ相手に損害賠償請求を訴える民事裁判が起きて当たり前ですし、“冤罪”と知りながら危害を加えた場合、刑事責任が降り掛かってくる場合もあるんです。

『“あの3バカ”の実名を報道せよと』とか、『セクハラ野郎の顔を公開せよ』と某掲示板では書かれている様ですが、そういって追い詰められた“加害者”が自殺したらどうするんですか?犯罪に手を染めたから世間から攻められるのは“自業自得”ですが、だからと言ってこの“問題”と直接関係のない視聴者が首を突っ込造べきモンなんでしょうか?それは加害者だけでなく、被害者までも“侮辱”した行為です。まして前回の説明の通り、仮に相手が“犯罪者”とは言え、法的手続きを経ずに自殺した場合、真相は“闇”に葬り去られるだけでなく、自殺に追い込造行為は捜査の邪魔をした事になり、それだけで本来なら“公務執行妨害”(刑法95条、贈年以下の懲役or禁固刑)となってもおかしくないのです。(ただ、因果関係の立証が難しく、出来たとしても“加害者”の人数が多過ぎるんで無視してるだけw)
“真相究明”をしたい気持ちはよくわかりますが、その権利はあくまで“事件”の関係者のみにある話で、第三者の立場であるオイラ達“蚊帳の外”は、あまり深く介入してはいけない領域なのです。特に個人レベルのトラブルは、事情を知らないモンが報道の言葉を鵜呑みにして、批判する権利はありません。それこそ、“俗衆増上慢”の姿です。当事者が話したくない時は、ほっといてやるのが一番であり、時が過ぎて話せる様になった時に聞いてやる程度に止める事が、“真相究明”の条件なのです。