迷馬の隠れ家 はてな本館

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なんでTV放送局は、ダメになってきてるのか?

先に極論を言えば、視聴者を無視してスポンサーのご機嫌取りばかりやってるからであり、NHKでも“公営放送局”という立場を忘れて、傲慢な態度を取り続けてたが為です。故に、視聴率という“数字の魔法”に呑み込まれ、そのためならばデータの捏造や過剰なやらせ、更には人気有名タレントだけに頼り切った“金太郎飴”な内容ばかりになるのです。
過去の番組では、視聴率よりも“TVは何ができるか”という実験を繰り返していて、その結果が“視聴率”という名の数字に跳ね返ってました。このため、多くのタレントがこの“未知の情報ツール”を使ってメジャーになり、アナウンサーも言葉の表現力にプラスアルファを要求される様になっていったのです。

ラ・テ兼営局だとそうでもないのですが、TV単営局の場合、総じてアナウンス技術(=言葉の表現力)よりもルックスが選ばれる傾向にあり、ラジオ単営局では、酷いトコでは局所属のアナウンサーが存在しない場合もあります。(特にFMラジオ局では、予算の都合で報道部門のセクションがタレント事務所と契約を結んでやってるトコばっかです。)
なんでこんな事を書いたかというと、コレはフリーアナウンサーの“実力”にも影響してるのです。ここんトコ叩かれまくってる福沢朗アナの場合、ルックス勝負ならともかくアナウンス技術は、オイラの率直な感想では安住紳一郎アナ(@TBS)より劣ってるとしか言い様がありません。その理由として、ラジオでの仕事経験を、彼は殆どやっていないからです。もちろんそれは、所属していた放送局がTV単営局(@NTV)という影響もありますが、フリーになって以降でも、全国区はおろか、ローカルの番組でもラジオの番組を持ったという話は聞いてません。
きよぽんの場合、新人時代にCRKで研修を受けた経験があり、この事が影響して“ある失敗”をするまでは、TVでの競馬実況でもラジオと同じ感覚で実況するのが“当然”という考えでいたそうです。(“ある失敗”とは、1973年タイテエムが勝った天皇賞・春で、悪天候な上にモニターを見ずに実況したばっかりに、途中でタイテエムを見落とした。)また、この事があるからこそ、実は“いつかはラジオの番組をやってみたい”という考えがあったそうで、現在某FM局で番組を持ってたりします。(もう70歳過ぎなのに、FM局の“現役”DJって…w)この事からも、ラジオでの経験があってこそ、TVでも説明上手なアナがいて、視聴率の良いタレントも、その裏にはラジオ番組の経験アリという実績があります。TVだけで勝ち抜いたタレントやフリーアナの場合、ルックス以上に話し方のテクニックが備わってる者でなければ、いずれ消え去ります。(そういや元・テレ朝の古館伊知郎アナは、なるだけそのハンデを補うために、わざと舞台やドラマに出演したり、現在でも定期的に朗読会等をやっているそうです。)こういう事を踏まえると、現在のタレントやアナは、明らかな“技術不足”が問われて当然であり、それを育てるラジオ番組での仕事を“ギャラが安いから…”という理由で敬遠するから、余計にラジオでは高齢のパーソナリティーばかりが目立ってしまうのです。