迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

踊る国会議事堂?!

選挙関連話(“My favorite announcer”含む)の5つ目です。今回は、“国民の怨敵は議事堂内にいるんじゃない、各省庁で巣食ってるんだ!!”な話です。今回の年金問題の発端は、社会保険庁内でのデータベースから“消えた”の年金記録の管理体制やシステム変更に伴うゴタゴタに紛れた“人為的ミス”が原因です。しかし、野党はその事に振れずに、まるで政府・与党の代議士が悪い様に話を摺り替えてます。この事を踏まえて、よく観察するとわかりますが、この社保庁の“不祥事”を揉み消したいのは、政府ではなく、一部の野党だという点に、今日の“日本の腐敗構造”が浮き彫りになると思います。

野党サイドは異口同音に、掲げたマニュフェスト(政治公約)は“政権奪取しない限り不可能”だと吠えてます。しかし、それはとんでもない間違いです。なぜなら現在、自民党との連立与党である公明党は、無名の“弱小野党”だった頃から生活保護や高額医療費に関する助成制度の法案を提出し、それを(理解してもらえるまで時間がかかったとはいえ)可決させた実績があります。そういった経緯を知らずに、“野党だから…”と諦める様な政党が、与党のスキャンダルに乗っかって“政権奪取”を掲げるなんて、言語道断です。
まして、社保庁だけでなく外務省や農林水産省等に出入りする官僚どもは、コレを見て失笑してます。そう、彼等にとって与党だろうが野党だろうが、自分達“エリート階級”よりおバカな“先生達”を煽てて、自分達の不祥事で責任を取って失職しても関係無いのです。つまり、庶民の“怨敵”は、霞ヶ関・永田町近辺で蠢いている、こういう連中なんです。もちろん、こういう“エリート階級”な連中でも、真っ当な神経で日本を憂い、行動する方もいらっしゃいますが、基本的に“お役所仕事”の上官は、下っ端の窓口担当や書類管理役の委託職員に対して残業や関係ない業務を言い渡し、自分達は担当大臣や代議士に“不正がバレない帳簿”を提出して、逃げ切る訳です。
こういう輩がいる限り、いずれ日本でも、中近東以上のテロや内戦が勃発する可能性があります。(その一例というとアレだが、某カルト教団による2件の毒ガス散布事件は、そういった政治不信がスキを生んだ事件といえるのではないでしょうか。)それを防ぐためには何をするべきか…、言わずもがな政治家も襟を正し、行政に巣食う“獅子身中の虫”を駆除しなくてはいけないのです。そこには与党だろうが野党だろうが、関係ありません。自分達が官僚にコケにされている事実を把握した上で、それを窘(たしな)める規定を設け、それらを国民に示すべきではないでしょうか。
“問題”の本質をウヤムヤにしようとする姿勢は、たとえ野党であっても許されない行為であり、私怨だけで特定宗教団体の排除を訴えたり、他党の“実績”を横取りして公表する様では、とてもじゃないが国民は“味方”してくれません。