迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

ヒデボーと一緒に…。

久々に千里万博公園までドライブ。もちろん、今日は雨が降ってるから、だだっ広い自然文化園ではなく、その裏にある日本庭園(と、国立民族学博物館のレストラン)に入って散策。建設から40年近く経た庭園は、既に“森”となっていながらも手入れがよく、広すぎる自然文化園と違って、ゆっくりと散策しやすいのが良い。

季節外れの桜?!たまたまだが、散策の途中にあった休憩所近くに植樹されていた桜が、時期外れの花を咲かせていた。秋雨の中、その可憐な姿は、ふと、こないだの出来事が嘘だったと思いたくなる様な錯覚すら覚えた。あの“悲しい出来事”さえなければ…そう思いながら、雨が酷くなりかけたんで庭園を出てみんぱくレストランへ。

遅めの昼食を取りながら、1階エントランス付近にあるミュージアムショップに立ち寄ると、“EXPO'70”なる写真集を発見。オイラの知らない、でもヒデボーやマーティ達は知っている大阪万博の写真が載っていた。2年前の“愛・地球博”の時に出版されたモノらしいのだが、コレを見てびっくり。こないだ亡くなられた黒川紀章が手がけたパビリオン(そういや、みんぱくの建物そのものも、この方の設計だったっけw)や、モエレ沼公園で有名なイサム・ノグチの噴水やオブジェ(コレは今でも一部、残ってるのがある)等、今では考えられない錚々たる建築や芸術の“巨匠”達が、たった半年の“お祭り騒ぎ”のために駆り出され、それをゼネコンが請け負ったのだから、このイベントがいかに“国家プロジェクト”として進められたかがわかる。それだけでも読む価値があった。否、むしろコレを見てヒデボーが大興奮して、後が大変だったのがいうまでもないw
もう少し、オイラが早く生まれていたなら、この“未来予想都市”を実体験できたのかも知れないのだが、知らないからこそ本当は“幸福”なのかも知れない。なぜなら、ヒデボーの“苦悩”の原因は、この時に見た“夢”と、その後に経験した“未来”とのギャップに失望したからだと思う。オイラには、その気持ちがわかる。それに気付いた時、急に雨脚が強くなったのは、ヒデボー自身の“泣きたい気持ち”そのものだったのかもしれない。