迷馬の隠れ家 はてな本館

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サルでもわかる、任用御書学講座w その7

さて、いよいよ明日から11月。任用試験実施日も近付いてまいりましたw 今回は御書関連というより、ズバリ“創価学会ってどういう団体?"という話をする際に知っておきたい“歴史”について。そもそも“カルト教団w”といわれる所以や、なんで日本最大の信徒数を誇る宗教団体になったかを知るには、その“発足”からの歴史をしっかり把握してないと厄介である。日蓮宗系宗教団体の歴史の大雑把な部分は、日蓮の布教活動から始まってるんだが、創価学会はそんな宗派の中でも俗に“富士派”と呼ばれる日蓮正宗の信徒団体から派生していたんだが…現在では“あの”宗門問題以降、完全に“独立”した宗教団体として認められている訳である。(実は、宗教団体の登録を東京都に提出していたため、法律上は“異なる宗教団体”という理由で、静岡県に本拠地を置く宗門が“破門”や“解散命令”を創価学会に通告しても、それらは一切無効となるw)
現在では世界中に会員(信徒)を保有する巨大な組織であり、宗教・民族・文化交流の研究施設や研修センターをいくつも保有する団体としても国連から認められているほどである。

随分前にも説明したが、元々は牧口常三郎戸田城聖が教育者だったから、教育学と宗教哲学を融合した論文“創価教育体系”を1930年(昭和5年)11月18日に第1巻を出版する訳で、この時に発行所を“創価教育学会”とした事からこの名称が使われる様になり、後に組織として1937年(昭和12年…ん、きよぽんや吉田仙人と同い年やんw)に正式発足となる訳である。(で、毎年11月18日はそれにちなんで、“創価学会創立記念日”として、大々的な行事が行われている訳である。)
そもそもは“創価教育体系”の学説に共鳴した教育者の団体だったのだが、教育者だけでなく、様々な人々が加わって規模が拡大していったんだが、通常の在家信徒団体と違って、“自分達の事は自分達で”を合い言葉に、運営から指導まで徹底的に組織単独でやってきた訳である。
しかし、日本が戦争へ突っ走ってく中で、宗教も“国家神道”に統一されるべきと政府が暴走しまくった挙げ句、すべての宗教団体に神札を祀る様、命令を下した訳である。その事に対して、真っ向から批判し立ち向かったのが学会であり、この事が後に牧口常三郎戸田城聖の“不敬罪治安維持法違反”という理由での逮捕となった訳である。この二人は獄中でも、取り調べの検事や判事を相手に折伏をし、当時の権力者の“過ち”を正す様訴え続けたんだが、牧口常三郎は1944年(昭和19年)11月18日…つまり、創立記念日に東京拘置所で老衰と栄養失調で、73歳で殉教する事になる。戸田城聖は同じ時期に、唱題を励み法華経を読みながら思索して、師匠である牧口常三郎の死に合わせたかの様に、自分自身が“地涌の菩薩”であると確信し、広宣流布の最前列で陣頭指揮をとる決意をした訳である。(ここら辺の詳しい解説は、“大白蓮華10月号”参照w)
戦後、戸田城聖が出獄して真っ先にやったのは、壊滅状態になってしまった組織の立て直しである。当然、この時代だから今までの会員が逃げたのはいうまでもなかったんだが、1946年(昭和21年)から法華経講義を開始し、この時に現在の名称へ変更する訳である。で、この活動中に戸田城聖は一人の青年と出逢う訳である。そう、コレが池田大作である。彼は、戦争がもたらす悲劇を目の当たりにして“戦争=悪”と実感し、戦後は確かな人生観を見つけ出したくてあらゆる文学や哲学の書を読み漁ってたそうです。また、戦時中から結核を患っていて、常に病魔との戦いにさらされていた。そんな中で1947年(昭和22年)に座談会に初めて出席し、その10日後、戸田城聖の講義で感銘して入信する事になる訳です。
この後に関しては、先の通り“大白蓮華”の10月号を参考してもらうと有難いが、忘れてはいけない出来事の一つに、“原水爆禁止宣言”というのがある。今から50年前…1957年(昭和32年…って、菫華の君と一緒かい!!)に三ツ沢競技場で行われたイベントで、世界に先駆けて核兵器は人類の生存権を奪う“魔”の産物として、核廃絶を訴えた訳である。(よく知られてる話だと、確かこの時、ビキニ環礁で行われたアメリカの核実験に、沿岸で操業していた日本の漁船が巻き込まれ、この事から日本中で核廃絶の機運が高まったとされる。)
この当時は、原爆こそ長引く戦争を終わらせる“最終兵器”として世界中が注目し、挙って先進国…特にアメリカと旧ソ蓮は核配備を推し薦めていた。しかし、それはともすれば、世界中の人々がその脅威に晒される事であり、一発でも発射されれば、世界の滅亡は決定的でもあった。だからこそ、唯一の“被爆国”である日本が訴え続けなければいけない事であり、その先陣を切ったのは、いうまでもなく創価学会の行動である。ここは試験には出ないけど、頭の片隅には入れといてもらいたい。