迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

サルでもわかる、任用御書学講座w その9

さて、そろそろ試験まで2週間切った訳だが、今回は試験範囲の御書3編を、サクっと“おさらい”しておこうと思う。てのも、今回の試験範囲御書は、既に2月と9月、そして10月の座談会御書の部分で解説してるんで、説明を割愛させてもらった訳だが、“2月のなんて覚えてねぇ〜ぞ!!”なんて事もあるだろうから、ここでは“試験のヤマ”を解説しようという訳だ。
基本的に、試験で問われる御書に関する設問は、その御書が“いつ・どこで・誰に対して”書かれたかを問われ、本文から“何をどうだったか”を穴埋め問題でやっていく形式が多い。だから、書き込み問題よりも記号問題で点数が稼げる傾向にある。

まずは佐渡御書から。タイトル通りコレを書いたのは、佐渡・塚原で文永9年(1272年)の3月20日に、門下の信徒全員宛てとなってるモノで、ポイントは“権力の魔性に取り込まれ、その力に屈してはならない。どんな理不尽な仕打ちをされても、師子王の如く勇気を持って、邪悪な心を打ち破れ!!”という事。その喩えとして“畜生”という言葉が出るが、あくまでそれは権力に媚びてる連中を揶揄する言葉という風に捕らえると良いかも。
で、上野殿御返事(刀杖難事)について。コレは宛先がタイトルになっているが、“上野殿”というのが南条時光であるという事に気付いておかないと説明がしにくい。で、弘安2年(1279年)4月で、身延で出筆した訳で、内容としては“法華経に身を任せ信じなさい。だけど、コレはあなた一人の信心ではなく、先祖代々も含め一切の衆生を救っていきなさい。”と激励して、ついでに日蓮自身のことも振り返りながら、ただひたすら妙法流布を願ったと言ってます。
最後は、持妙法華問答抄だけど、コレだけが“いつ・どこで・誰に”が不明。だが、ポイントはこの言葉“現世安穏・御生善処”を正確に書ける様にしておくといいだろう。