迷馬の隠れ家 はてな本館

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“民族差別”の根源は?

ちょっと、面白い話をしましょうか。今日観ていてテレビで、狩猟民族とその狩りの様子を撮った番組があった訳だが、最後に登場したのが、マッコウクジラ漁をやるインドネシアの村の話だった。で、思ったのだが、こういう“昔ながらの生活を営む集落”に対して、シーシェパ―ドやグリーンピースは“妨害活動”をしないんだなぁ…ってことである。つまり連中にしたら、近代文明を手に入れた日本を“目の仇”にするのは、要するに“民族らしい生き方”をしていないからだという事なのだろう。が、よくよく考えたらわかるが、それって結局、白人文明国家の“わがまま”が世界でまかり通り過ぎてる“弊害”だともいえるのではないだろうか。

確かに、日本の捕鯨はオーストラリア沖まで船を出してやる事もあるが、基本的には日本近海での操業を認めてもらえれば、そこまで追いかける必要もなければ、過剰な操業もしない。つまり、最初から日本人を、ほかのアジア諸国と同じ様に“植民地化”を目論んで、太平洋戦争で敗戦するまで失敗しまくったのが、相当悔しいのである。
事実、韓国や中国は日本を憎んでる人が多いが、ほかのアジア地域では、むしろ日本に感謝してる国も多い。てのも、ほとんどの国が元々欧米諸国の植民地として、虐げられてきた歴史があり、その支配からの解放に日本が加勢した経緯がある。また、同じアジアだからという意識が、日本に“侵略された”という感覚よりも、“野蛮な欧米人を追い払った神の使い”という感覚を生んでる部分がある。つまり、共産主義国家であろうが、民主主義国家だろうが、共通している認識に“くたばれ欧米w”がある。その“旗頭”こそ戦前の日本軍だった訳である。それは何も、東アジアだけの話ではなく、環太平洋の島々の殆どの民族が共有する“海洋民族としてのアイデンティティー”なのである。しかし、同じアジア諸国でも、そこから外れてしまってるのが、未だに“世界の君主”と勘違いしてる中国共産政権と、“積年の恨み”を抱えたままになってしまっている朝鮮半島の二国ある。
つまり日本という国は、最初から(あらゆる意味で)バランス感覚に優れた民族性を持った“奇跡の国”であり、それ故に諸外国…特に白人社会の国から妬まれるのである。それ故に“大罪”として、こんな“ちっぽけな国”なのに、様々な人権侵害と、それを利用した犯罪が頻発しているのである。特に近年、いわゆる“部落差別”に関する問題は、単なる“イジメの法則”では片付けられない様な事例が増えている。だが、冷静に考えればわかる事だが、一般世間から“民族の誇り”を傷付けられたから受ける事のできる保証と、“特別な存在”だからと言って何の関係もない一般人から不当にタカるのは、全く別物である。前者は過去に“被害者”だったからこそ受け取れる権利だが、後者は肩書きや立場を悪用した“犯罪”である。
言い方を変えれば、過去実際に被害を受けた本人に対して、当事者同士が納得するまで付き合うのは義務であると同時に権利であって、だからと言って一方的に相手を“悪者扱い”で攻めるのは、バカの極みである。そういう“ギクシャクした関係”を良しとする輩が、いわゆる“漁父の利”を得んが為のマッチポンプと見抜く事こそ、実は関係改善のきっかけとなる。
国際ニュースを聞き流すのではなく、深い部分で理解しようモノならば、民族学(この場合は地域単位の生活様式と環境適応術)と民俗学(この場合は民族単位の文化・風習)、そして各々の歴史を真摯に学び、そこから読み取れる心理を見抜く事が重要である。そこには当然ながら、宗教哲学も関与してくる場面もある。そういった勉強が、未だ日本人は苦手であり、また諸外国も疎い。だから、そういうのに精通した者の掌で、遊ばれてしまうのである。