迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

そっか〜、あれから17年だもんなぁ…

1991年のエリザベス女王杯勝馬リンデンリリー号が5月5日、繋養先の厚真町の阿部栄之進牧場で死亡してた事がわかった。去年から脚の状態が悪く、今年には歩行が困難な状態になっていたという。(中略)繁殖入りしてからは、G2フィリーズレヴューを制したヤマカツリリー、ハナイチリン、リンデンルレーブ等を輩出。また、孫の代からもコマノルカン、コマノハイ、コマノマコ、コマノシャーク等を送り、その優秀な血を後世へと伝えている。(以下略、週刊競馬ブックより)
そうですか、今は亡き岡潤一郎騎手が生涯唯一制したG1、エ杯の“相棒”が亡くなったんですねぇ。何だが、15年越しの“再会”ってのも、泣けてきますね。

ま、このネタに関して解説はシンちゃんに譲るとして、岡騎手の事を思い出すきっかけが、こんなカタチで終焉を迎えるのも…。とはいえ、繁殖馬としては優秀な“お母ちゃん”だった訳だし、そこの部分は、きっと京都競馬場の片隅から、そっと見守っていたでしょう。彼だって、将来性のある牝馬を(レースに勝つ為とはいえ)故障させてしまった負い目があった訳だし、だからこそ、繁殖で“名牝”…とまではいかなくても、優秀な血統を残せた事は唯一の救いです。
あの事故から15年…今でも、落馬事故で亡くなる方は後を絶えませんが、それでも騎乗技術の向上や救急搬送等に関する事は、あれから随分改善されたとは思ってます。けど、やはり競馬には、人馬ともに事故が多いのは仕方のない部分だとオイラは考えてます。それは恐らく、去年まで現場にいたシンちゃんも同じだと思います。“無事是名馬”とはよく言いますが、騎手もまた“無事是名騎手”ではないでしょうか。重篤な怪我もせず、なおかつそこそこの勝ち鞍があって、年齢的な無理をしない騎手程、馬にとっても故障が少なく、なおかつオープンクラスでそこそこ活躍して“馬主想い”な存在にも感じます。そういう意味では、優勝しても故障した事を悔やみ、喜びよりも責任感の強い騎手こそが、今後の活躍において報われるべきではないでしょうか。
そういう意味では、今のユタカが“G1不振”なのも、何となく今までの態度が悪すぎるツケが、今になって噴出してるのではと考えたくなりますね。確かに、実力はありますから、その気になればどんなレースでも勝ちにいきますが、ヴァーミリアンフェブラリーS以降、G1戦線では連絡みはあっても、とんと勝利から遠ざかってます。何があったのかは深く詮索しないとして、やはりどこかで、今までの態度を改まる必要性はあると思います。特に、クラシック優勝馬を本来の主戦騎手から乗り換わる事は、少なからずとも断った方が良い様な気がします。信頼関係があってこその勝利を、単純に馬の能力だけで推し量ったり、海外競馬での実績だけで変更する事は、愚の骨頂です。戦績が悪いのは、お互いの信頼関係が崩れているからこそ、ならば、それを維持する為にも関係者は、可能性を信じて本来の主戦騎手に返してやるべきです。ま、こんな事を言っても、勝負の世界ですから“勝利”の為だけに、どんな非情な事をしても許されるのが“当たり前”なんですけどね…。