迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

環境保護は民族文化保護から。

 環境NGOグリーンピース・ジャパンが、調査捕鯨船が捕った鯨肉入りの段ボール箱青森市内の運送会社から無断で持ち出した事件で、青森県警と警視庁公安部の合同捜査本部は20日午前、いずれもグリーンピースのメンバーで、東京都八王子市みなみ野3丁目、海洋生態系問題担当部長の佐藤潤一容疑者(31)と、横浜市金沢区野島町、鈴木徹容疑者(41)を窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕した。捜査本部は、2人の自宅や東京都新宿区のグリーンピース事務所などを捜索した。
 2人は4月16日、正当な理由なく、青森市内の西濃運輸青森支店に侵入し、同支店が管理する鯨肉入り段ボール1箱を盗んだ疑いがもたれている。
 西濃運輸によると、盗まれた段ボール箱は調査捕鯨船「日新丸」の乗組員が東京・大井埠頭(ふとう)から北海道函館市の個人宅に送ったもの。同支店の「プラットホーム」と呼ばれる荷物置き場に一時保管していたところ、乗組員が送った4箱のうち1箱が見あたらなくなったことで発覚した。
 グリーンピースは5月15日に記者会見し、無断で箱を持ち出したことを公表。箱に入っていた鯨肉はベーコンの原料になるウネスと呼ばれる部分だとし、「税金を使った調査捕鯨で乗組員への鯨肉のみやげは許されない行為。箱を西濃運輸の配送所に戻す予定だったが、中身が横領行為の証拠であると判断し、確保した」と説明。同日、鯨肉を東京地検に提出し、乗組員を業務上横領の疑いで告発した。
 しかし、東京地検は、横領にあたらないとして不起訴にする方針。
 一方、県警は5月16日に西濃運輸から盗難の被害届を受理し、調べを進めていた。(朝日新聞 2008.6.20)
バカですね、世界中に日本人の“野蛮さ”を訴える為の問題提起っていうが、自分達がやってることは、イコール自分達が誇る“民族文化”の破壊でしかないってことがわかってないっすねw 第一、調査捕鯨云々よりも、国際的な捜査の権限もないのに他人の荷物を漁って、証拠の写真を撮影するならまだしも、盗んだら“正義”が通用しませんってば。

まして、海洋民族である日本人の食文化を愚弄する連中の片棒担いでるのが、日本人としてみっともない。況や、欧米諸国の食文化が世界的に広まったからこそ、地球温暖化が深刻化してると考えてもエエのに、そこに気付かないってのも情けない。つまり、過剰な牧畜用地を開拓するモンだから地球全体が砂漠化してて、それに必要な穀物を作付けする為に森を切り開いてしまったこと、灌漑(かんがい)事業と称して不用意にダムを作り過ぎて、あるいは水害防止という題目でコンクリで護岸工事をやってしまった影響で急速な磯枯れが発生してるってのに、当の経済大国て我侭国家はイタくもカユくもないらしい。
つまり、それぞれの生活習慣を見直した時、民族の違いによる文化の差は、イコールその地域の気候や地理的条件に適応した進化であって、決して愚劣ではない。むしろ、世界を自分達の都合のいいモノに統一しようという考え方こそ一番の間違いであり、無知もエエとこですわ。
もちろん、捕鯨反対の理由ってのが“環境保護”というのはわかっちゃいるが、それはあくまで乱獲を行っていた1960年代以前の話であって、むしろ現在だと適正に処理しなければ、他の水産資源が枯渇するのが目に見えている。つまり、“海が死ぬ”のだ。
北海道ではエゾシカが、オーストラリアでも一部地域でカンガルーによる農作物被害が頻発し、駆除が行われているという話を聞く。コレでも“環境保護”の名目でやっちゃいかんって言うんでしょうか?とかく人間はバカで我侭で、ドコまで行っても独りよがりです。が、それに対して謙虚になれと叫び続けてる人たちかいる。そう、それこそ今までバカにされてきた先住民達の“師子吼”です。アポリジニだってアイヌだって、当然イヌイットネイティブアメリカンだって、こうなることを予期して、開拓者達に警告を発していたハズです。それを無視したのって、誰ですか?自分達でしょうが!!
日本人だって、その誇りがある限り、諸外国から笑われようとも叫び続けたって良いんです。みっともないのは、その信念を貫けず、戦う意味を忘れて、情報や世論の勢いに流されること。つまり、相手が自分の間違いに気付くまで、放っておくことも必要なのです。
もちろん、最悪の結果になる前に、自分でできる範囲での防衛策を講じる必要性はありますが、基本的に“仏の顔も三度まで”なのです。日蓮だって、3回の国家諫行を行ったにもかかわらず、当時の鎌倉幕府の役人どもは無視した…その後、どうなったかは歴史を見ればわかること。本当に正しいかどうかは、自分の過ちに気付いてから、次の行動をどうするかで決まるのです。
今回の件、世界的にはどうあれ、日本ではグリンピースの主張は通らないということになるでしょう。それをバカにされたからって、気にする必要はありません。むしろ、他人をバカにしたツケは、必ず自分に返ってくる事を知らなかった連中の戯れ言として、笑い飛ばしましょうw