迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

淀川とともに…

今でこそ、京都競馬場へ向かう足として使ってる京阪電車だが、オイラにとって、この路線だけはなぜか競馬ファンになるまで無縁に近い状態だった。てのも、知り合いが京都方面にいないのと、京都へ行くとなると、JRか阪急がもっぱらで、京阪だけはOUT of 眼中な状態だった。それだけに、特急のテレビカーは憧れだし、ひらかたパークも子供の時は、行きたい遊園地のひとつだった。

けど、なんで両親が京阪沿線を嫌ったかは、今なら何となく理解できる。そりゃ、週末になると“鉄火場”に向かうオッサン連中がドカドカ乗ってくる訳ですわw
話がズレたが、まぁ、駅がややっこしいトコにあるし、阪急やJRに比べて速度が遅いってのもネックなのは、イタいトコ。だけど、一番景色が楽しめるのは、他ならぬ京阪だと、オイラは思ってる。特にオイラが好きなのは、樟葉〜淀の川縁を走る区間樟葉駅から見える天王山や北摂の風景は、一枚の風景画だと、オイラは認識している。試しにミニバイクで線路脇の道路を走ったことがあるが、堤防の脇に線路があるから普通じゃ見えない。けど、樟葉駅は開けたトコなんで、はっきりと風景を見渡せる。そこから男山の麓を沿って木津川と淀川を越えると、淀のスタンドが見える。その木津川辺りには葦の群生地があって、夏場に通ると(一瞬だが)さながら、“さとうきび畑”よろしくな風の音に遭遇する。
そういえば、京阪の路線図を見ながら思ったのだが、この鉄道、キチンと旧来の“京街道”に沿って線路が敷かれている。つまり、最初から水運業に取って代わる交通手段として開発されたことが伺える。それと、やたら沿線に緑が多い。しかも謂わく有りげな大木と鉢合わせるのも、京阪の方が多い。特に有名なのが萱島駅の大楠。行った人間ならわかるが、高架ホームをもブチ抜いて生えてる姿は、まさに荘厳w それと香里園駅金木犀、コレのなにげに謂われアリで、創業者の庭に生えてたのを移植して守ってるんだそうな。
この秋には中之島まで延伸し、よりビジネス色強い路線になりそうだが、CMがふざけ過ぎてるのがちょっと…