迷馬の隠れ家 はてな本館

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マーティの真面目にプライオリティー 7月号(福祉車両はレンタルできます。)


こんにちは、今月も高齢者や障害者の介護に役立つ情報を中心にお届けする、“真面目にプライオリティー”の時間がまいりました。
今月の話題は、もうすぐ夏休みという事もあって、夏の行楽に便利な移動手段としてのカーライフをお届けします。レギュラーガソリンの平均小売価格が180円/L以上と、燃料費の高騰は頭の痛い話ですが、身体が不自由な方にとっては、それでもクルマを利用したいモノ。でも、一口にクルマと言っても、公共交通機関があまりない地域では、自家用車やレンタカーを利用する機会も多いと思います。そこで、今回紹介するのは、身障者・高齢者向けの“福祉車両”に関する話です。

みなさんはTVのCMとかで、“Welcab(ウェルキャブ)"とか、“LV(ライフケアビークル)”なんて言葉を聞いた事、ありませんか?実はコレ、各自動車メーカーが開発している“福祉車両”の名称です。メーカーによって名称は若干違いますが、基本的にはクルマの乗降を手助けできる車両や、車いすを丸ごと乗せて移動できる様な車両等が該当します。もちろん、車種によっては、身障者(四肢の不自由に限られますが…)自身が操縦しやすい様にカスタマイズできるタイプもあります。
例えば、日産自動車の場合、“福祉車両”といっても、ライフケアに合わせたタイプ別で、3つのシリーズがあり、“アンシャンテ”シリーズは乗降補助、“チェアキャブ”シリーズなら車イスでの乗降、“ドライビングヘルパー”だと下肢が不自由でも運転できる車種として紹介されています。また、本田技研工業の場合、“テックマチック”という名称で、殆どの車種で身障者用の運転補助装置を装備する事が可能となってます。
また、こういった車両を購入する際は、車両本体価格以外にも、“福祉車両”としての様々なオプション代が掛かりますが、介護や通院などに必要と認められた場合、車両重量税や消費税などが減免され、また、“福祉車両”として改造した場合も、各自治体に申請を出せば、それに対する助成も受けられます。詳しくは、カーディーラーに相談してみましょう。
さて、クルマの購入はちょっと…という方も、実際に乗ってみたいと思う方も多いでしょう。でも、よくある話として、“取り扱ってないのでは…”という危惧が多いのではと思います。でも、待ってください。残念ながら、身障者自身が運転する車両はないですが、大手のレンタカー店でも、ちゃんと“福祉車両”は取り扱ってます。取り扱いが確認できたのは、トヨタレンタカー日産レンタカー、それとニッポンレンタカーの3社です。いずれも料金は、通常のレンタカーと同じ金額で借りる事が可能です。ただ、取扱店が少なかったり、車両の数に限りがありますので、予約はお早めに。(一部ではwebからの予約も可能です。)
という訳で、今月はここまで。また来月にお目にかかりましょう。マーティでした。