迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

国道とは名ばかりな"酷道”の話w

そもそも、“国道”は、国のインフラ整備の一環として、物流の要としてかつての大和朝廷時代から作られていた。(その第一号が、“竹内街道”という道で、堺市から生駒山系の峠を越えて奈良まで行く道。)で、明治以降、旧来の街道を自動車でも走れる様に整備し直したのが現在の国道で、東京・日本橋を起点に、大阪のうめ新交差点までの旧東海道京街道を“1号線”とし、随時整備していったのが現在の主要国道である。つまり、東京〜下関の東海・山陽道と、それに付随する北陸街道や伊勢街道等が整備されて、そのバイパスや時間短縮を計る為に、高速国道(名神とか、中国道とかの有料高速道)が戦後に作られた訳である。ところが、この整備計画に入っていながら、予算や利用価値の関係で、中途半端な状態で放置されている国道もある。マニアの間では、コレを国道ではなく“酷道”と呼ぶんだが、その中でも秀逸なのが、国道25号線の天理〜亀山の通称“名阪国道”である。なんでコレがそうなのかというと…

実はこの“酷道”、天理より西側は西名阪自動車道と繋がっていて、亀山より東側は新名神東名阪自動車道に繋がっているんだが、その高速道の“すっぽ抜け区間”に作られた高規格道路で、本来なら“高速国道”として整備されていたハズだったのだが、どういう訳か中途半端な“一般国道”になってしまった道である。その為、東西の自動車道が制限速度80km/hなのに対して、この区間だけが60km/hに制限されている。(当たり前だがw)しかもこの国道、なんで“高速国道”に格上げされなかったのかは、実際に走った人間だけがわかるんだが、途方もなく過酷な山道なのだw
てのも、整備したのは良いのだが、とてもじゃないが普通の高速国道と同じ様に100km/hで走ると、とても危険なカーブと急勾配の連続なのだ。特に、五ヶ谷付近にある通称“Ωカーブ”は、その名の通りの“Ω”状に曲がるカーブで東行きは登りだからどうってこともないのだが、西行きは下りなモンだからトバし過ぎると遠心力で、車外に放り出される危険もある程。事実、この付近は事故のメッカで、名阪国道で事故るとなると、大概この付近での速度超過が原因。もちろんこれ以外にも、出入りが難しい高峰SA(減速&加速ラインが無い!!)とか、天理東より先は冬場にチェーン規制(山道ですんで…w)が掛かるなど、ある意味過酷ですw
もちろん、この中途半端な酷道よりもヒドいトコ(途中で階段しか無いか…)はあるけど、大阪の初心者マークの“度胸試し”の場になってるのはいうまでもない。(オイラも免許取りたての時に、ワゴン車でやらされたよ、マジでw)