迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

あらら…

いや、まいったね。お昼頃、八尾空港(セスナ等、小型のプロペラ飛行機専用の飛行場、なぜか住宅地にほど近いw)に着陸しようとしたセスナ機が、手前の大阪外環状線付近に墜落した。ま、事故自身は奇跡的に犠牲者無しという状況なんで、後々笑い話になるんだが、墜ちた場所が場所だけに、ヤバかったに違いない。今回の事故は、燃料がカラッポだった事でエンジンの推進力が落ちて失速したモンだが、この小さな飛行場では、いつ何が起きてもおかしくない様な場所だ。しかし、阪神間で小型機が安心して離発着できるのは、実はこの空港ぐらいで、伊丹や関空、そして神戸空港では、緊急事(機体の故障で八尾まで戻れない等)以外でのセスナ機等の自家用機の離発着はできない。このようなケースは、伊丹空港だと発生しかねない(あそこも周囲は住宅地ですからw)のは事実で、規模が違えど一歩間違えれば、それこそ伊丹の場合は“大惨事”である。

ここんトコ頻発している航空機(ヘリ含む)事故だが、墜落もさることながら、その際の“二次被害”を想定しないと厄介なのも、航空機事故には付きもので、23年前の日航ジャンボ機墜落事故も、燃料タンクのナフサ(ジェット燃料、ガソリンと軽油の中間。結構引火・爆発しやすい)に火が回って、コレによる焼死が殆どだった様に、墜落だけなら助かってた可能性がある事故も、燃料に引火して最悪の結果になるケースが多い。記憶に新しいネタでは、那覇空港中華航空のボーインク767が、エンジントラブルで緊急着陸した後炎上したケース(乗員・乗客は脱出した後だから無事だったが)があり、コレも一歩間違えれば…な話である。
燃料費高騰や人件費の圧縮が招く事故もあれば、ボンバルディア機みたいに機材そのものの欠陥(さっきの那覇の話もそうだが)で事故る場合もある。今回のケースは、機材の欠陥(燃料系統のトラブル)も考えられるが、燃料計を見誤った等が原因なら、明らかに操縦者の操縦ミスによる可能性もある。何度も言うが、コレは軽量のセスナ機だから助かった訳であって、同じ事が伊丹空港ボーイング767ボンバルディア等で発生してたら、機体の下にある阪神高速園田競馬場はひとたまりもない。(園田競馬場伊丹空港は、実際は猪名川を挟んで向かい合った位置にあるw)まして、燃料に引火した状態で突っ込まれたら、伊丹市豊中市、そして尼崎市に甚大な損害を被る可能性だってある。こう考えると、今回の事故は、本当に被害が少なくてラッキーだっただけで、市街地付近に空港があるという事の“デメリット”が浮き彫りになったのはいうまでもない。