迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

エクウステーション 2009年3月号

競馬ファンの皆様、こんばんは。今月も俺が担当する“エクウステーション”に、お付き合いくださいまして、ありがとうございます。
さて、早速ですが、ドバイワールドカップに向けた動きで、その前哨戦であるジュベルハッタ(G2)に出走したウオッカの情報からお伝えします。既に報道にもありましたが、3月5日にナドアルシバ競馬場、芝・1,777m16頭で行われたこのレース、休養開け初戦となったウオッカは、最後の直線で内から抜け出せず、優勝馬バリオスに2馬身差の5着に破れました。とはいえ、休み明けである事を考えれば、これは悲観する成績ではないと思われます。
一方、ダイワスカーレットですが、フェブラリーステークス展望の際にもお伝えしましたが、調教後に浅屈腱炎を発症してる事が判明し、2月18日付で引退、繁殖入りとなりました。既に北海道・千歳にある社台ファームへ移動し、初年度はチチカステナンゴを付けるとの事です。

さて、先週の日曜から新人騎手がデビューしたのですが、今年もすごい騎手がデビューした様です。栗東・池添厩舎に所属する松山弘平騎手は、先週の小倉競馬8日目第1競走で初騎乗・初勝利すると、第9競走でも1着になり、デビュー早々から大活躍の様です。とはいえ、今週は勝ち鞍がありませんでしたが、今年注目のルーキーは、彼になりそうですね。また、新人騎手がデビューするなら、同時にそれは“惜別の季節”であり、今年も2月末をもって引退される方がいました。調教師の場合、規定により2月現在で70歳になると定年になる為、ビワハヤヒデを管理していた浜田光正調教師や、今や息子の武豊幸四郎騎手の父として扱われがちだった武邦彦調教師も、先月末で引退となりました。浜田調教師や武さんには取材でもお世話になってただけに、俺としては挨拶に行きたかったのですが…今の身分から考えると、それも叶わぬ話ですね。
さて、悲しい話が届きました。1987年の日本ダービー勝馬メリーナイスが、疝痛のため3月1日に亡くなりました。享年25歳。同馬は1999年に種牡馬を引退後、2007年に浦河の渡辺牧場に繋養され余生を送っていたそうです。あまりピンとこないかもしれませんが、宮本輝が執筆した小説“優駿”が映画化される際、このダービー優勝馬を“オラシオン号”として登場させる為にカメラを回したら、派手な栗毛のメリーナイスが優勝した為、同じ栗毛の仔馬を探し回ったという、涙ぐましいスタッフの苦労話があるとか。もし、レンタルビデオ店で作品がある様でしたら、一度ご覧になられるといいでしょう。
今月は、この辺で失礼させていただきます。次の登場予定は、28日の高松宮記念の展望を予定しています。恐らく、来月更新時にはドバイワールドカップの結果も届いてると思いますので、それについてもお話ししましょう。では、また。担当は、シンでした。