迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

My favorite announcer vol.51

さて、今月は毎度おなじみ“われラジ”強化月間の真っ直中。という訳で、今月はCRKからピックアップ。前回のネタを覚えてらっしゃるなら話が早い。そう、今回はCRKの“はやししんいちろう”すなわち、林真一郎アナの話です。現在はノコさんの番組でかなりしごかれている様だが、一応本職はこれでも、スポーツ実況アナ。ただ、CRKのいわゆる“正社員”として在籍してるアナは、現在は三上(公)アナと東京支社から戻ってきた国広正夫アナ(結構おトシなんですよ、渋めのハンサム声ですが…w)と彼だけで、他のニュースを読んでるアナは、ほぼタレント事務所等からの契約アナです。(岩ちゃんと池田奈月アナ等のOB・OGも、実は一度退社してるので契約アナ扱い。ちなみにノコさんは、諸般の事情でタレント扱いです。)ぶっちゃけた話、“まとめサイト”とか“われラジ”のバックナンバーを読んでくれた方ならわかるが、一時期CRKも震災と経営難で倒産しかねない状況に追い込まれたんですよね。そんな修羅場をかいくぐった生え抜き局アナの面白エピソードを…

スポアナに憧れがあって、それで結構苦労したトコがあり、そのひとつに、CRKから内定を受けるまでに、大阪の放送局にもアタックしてた様で、その中のひとつにABCの入社試験があった訳である。カンがいい人ならここでわかってもらえるかと思うのだが、既にABCには一字違いの“同姓同名”のアナが存在していて、コレが問題になった訳である。つまり、もしも採用するとなれば、どちらか一方に本名とは別の“マイクネーム”で仕事をしなくてはいけなくなる。しかし、こういう部分に関して、非常に真面目なABCの人事は、面接試験の際に本人にどうするか、ちょっとイジワルな質問をする訳である。その返答が“ナイトスクープ”ばりにユニークなモンであったならば、社員としては採用はされるだろうけど、恐らくスポアナにはなっていなかったと思う。そう、彼は“それは採用を決められてから考えてください”と答えたから、ABCは彼に内定を渡さなかったのである。そんな中でスポアナになりたいという願いを叶えてやろうと内定を出したのがCRKだった訳である。
そしてそれは、丁度阪急からオリックスが球団を買い取り、本拠地をグリーンスタジアム神戸(現在のスカイマークスタジアム)へ変更する事になった頃でもあり、阪急時代から応援しているCRKとしては、地元でのゲームを更に積極的に中継したかった事もあって、スポーツ実況アナの採用と育成に心血を注いでいた頃でもある。だからこそ、その思いに答えようと、球場に足を運び、実況だけでなく取材や勉強に勤しんでいた訳である。が、コレが一変したのが、あの震災である。
放送歴史上前代未聞の“本社スタジオ全壊”という未曾有の災害と、その復旧に追われた為、ただでさえ地元企業の不振がたたって経営難だったCRKにとって、コレは最悪な事態になった訳である。実のトコ言えば、この時期以降、実は新卒でアナを育成する事ができなくなり、純粋にアナウンス業務だけの社員も殆どが姿を消したのである。事実、三上(公)アナも一時期アナウンサーの肩書きを外していて、国広アナも東京支社で支社長になってた事もあって、アナウンス業務から離れていた訳である。それ故に、スポーツ中継するにもアナの頭数が足りず、それ故に競馬中継を始める際にMBSの中継スタッフを、丸ごと借りてくる形式をとらざる得なかった訳である。そんな事もあって、彼の仕事もスポーツ中継以外の業務がメインにならざる得ない状態になった訳である。
その決定打を放ったのが、実は岩ちゃんの“番組降板”騒動な訳である。岩ちゃんは震災以降に始まった昼間の番組に、メインパーソナリティとして登場する様になったんだが、なんせ“青春ラジメニア”との掛け持ちだった事もあり、プライベートな時間がなくなってしまい、そのストレスで何度も胃腸炎を繰り返す程体調が崩れたのである。(で、それが原因でCRKを退社するんだが…)幅広い世代から人気があるとはいえ、局アナである事を逆手に取り過ぎたCRKにとって、流石にコレは堪えたらしい。そこで、番組をふたつに分割し、違うパーソナリティで放送する様に形式を変えた訳である。そこで、彼が登場する様になる訳である。
オリックス近鉄保有していたバファローズを吸収し、本拠地を京セラドーム大阪にしようとする動きを察し、野球中継をやる事を減らした事が更に拍車をかけ、貴重な実況アナである牛尾淳アナを失った(とはいえ、実際は中継がある時には戻ってくるんだがw)事も、“まないちろう”にとって、ある意味苦難の道である。が、それでもCRKを辞めないのは…やはり“神戸が好き”という一言なのかもしれない。