迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

My favorite announcer vol.52

さて、今月もコレの更新時間がやってまいりましたw で、今月は誰を取り上げるか…は、すでに2月の段階で決めてましたw 関西に住む人間には馴染みが薄いが、首都圏なら絶対知ってる方が多い、TBSの“長寿番組の長”といえば、この方っすよね。大沢悠里アナの話です。ちゃきちゃきの江戸っ子にして、お笑いにうるさい芸達者(?)な反面、実は全国区のテレビには、滅多に姿を見せない徹底振りの“ラジオの鉄人”である。とはいえ、“天の声”程度で声だけは聞いたことがあると思うんだが、なにぶん、テレビに関しては“顔出しNG”だったりするモンで、雑誌では“全国的人気を誇る”などと書かれているが、実際は首都圏以外では何をやってるヤツなのか、さっぱり理解されてないのが現状。ま、大阪でいえば角アナや道上アナみたいなモンだと思ってもらえれば、幸いかと…

さっきも書いたが、元々浅草出身の江戸っ子で、小さな頃から寄席や演芸を見るのが好きで、それ故に江戸落語…特に古典系に造詣が深く、漫才なんかでも、本当に面白くなかったら、たとえベテランの大物でも容赦なく批判する程、話芸に対しては厳しい目を持っている。ま、それ故にアナウンサーになった様なモンで、それこそTBS入社から5年間は報道中心で活躍し、その後ラジオのみで活躍してきた訳である。というのも、実際に写真とかを見たことがある方はお解りかと思うが、他局でワイド番組を持っている、放送作家高田文夫の言葉を借りれば“もみあげゲタ”である。(でも、オイラの印象は、眼鏡を外した泉タソをローラーで伸ばした顔だと思ってるw)故に、TBSラジオの番組表に描かれているマスコットイラストも、かなりヒドいモンが多かったw(いや、現在のヤツは、かなりカワイく描かれてますがw)この容姿コンプレックスが原因(だけじゃないんだけど…)で、テレビに出たがらないのが、本音らしい。また、名前も女性っぽいモンだから、初対面が名前だけでダマされてあたふたされるのは、日常茶飯事らしい。(いや、泉タソやコバマサも、ある意味同レベルなんだが…)
とにかく喋ることが好きで、気さくで独特な語り口調で、軽快に番組進行をこなす。それ故に、首都圏で活躍するタレントは、誰しもが“憧れのパーソナリティー”として崇拝される程であり、いわゆる“大沢信者”も多い。また、“お笑い”に精通してることもあって、若手落語家や芸人達の“話術の師匠”になることもしばしば。特に、エロネタが十八番とあって、やってる番組は昼間なのに、放送コードギリギリのエロトークが炸裂するというw でも、そこはやっぱ局アナであって、生放送であることや、抵触すれば始末書モノであることも心得てる訳で、それ故の巧みな話術は、今でもリスナーに愛されている。だからこそ、現在やっている“大沢悠里のゆうゆうワイド”が20年以上も続いていて、しかも今月末で放送6000回に達するそうな。
その前にも17年間、昼間のワイド番組をやっていたんだが、この時期に実は、テレビの冠番組をやってたらしいんだが、ぶっちゃけた話、かなりのストレスだった様で、その番組の放送終了後、長期休暇を取って南アフリカを旅していた。よっぽど、この“経験”が嫌だったらしく、とあるインタビューで、こう答えている…

“(前略)あれはアナウンサー人生の汚点ですw 嫌いなんですよ、テレビ。浮ついてるというか、じっくり話を聞けないでしょ。”(by:BRUTUS 3月1日付)
ここに、彼の本音がある。そう、本当はちょっぴり照れ屋で、だけど我侭な“自由人”だから…それを維持するには、機械的に事を進めるテレビよりも、スタッフと一緒に“遊べる”ラジオの方が居心地が良い。だから彼は、今日も、そして明日も、ラジオで喋る。一人でも多くのリスナーが、ラジオを聞いてくれる限り…。