迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

薬物に手を出す背景…

押尾学だけじゃなく、ノリピーもですかい。ま、なんで薬物依存が頻発するかは、芸能界の“労働条件”を鑑みれば、わからなくはないですがね…。とはいえ、根本的な話、薬物依存の“原因”でもある麻薬・覚せい剤(含むMDMA)が、なんで存在するのかという部分を知っとかないと、後が厄介である。本来、大麻樹脂にしろ、覚せい剤にしろ、医師の処方箋なしでは手に入れる事ができない“医薬品”であるのだが、高度成長期ぐらいまでは、一般的に“眠気覚まし”として使われていた事があった。よく、戦前や終戦直後の日本を舞台にした小説や映画では、事ある毎に“ヒロポン”という覚せい剤の一種が登場する作品があるが、コレ自身も、基本的にはタバコ感覚で皮下注射してる事があった。しかし、依存性の高さや、禁断症状の激しさ故に、使われなくなってきたのも事実。現在でも、がん治療の“緩和ケア”の一環として、モルヒネを処方するケースがある。想像を絶する痛みと戦う患者のために、薬剤としての本来の目的である“鎮痛剤”としての使用である。しかし、健常者が使えばどうなるかは…察しがつくと思う。

大麻(マリファナ)についても、古くは神仏行事に欠かせない重要アイテムであり、実際に伊勢神宮の氏子は毎年、コレの頒布があるそうな。本来は、邪気を祓うための“お守り”なんだが、なんせ“大麻取締法”という法律がある関係で、一般的には勘違いされる事が多いとか。てのも、実際は神棚に供えるためのモンであって、その葉を燻してラリるのに使う訳じゃない。(実際の神事では、そういう事もやるらしいんだが…)また、お盆の“迎え火”や“送り火”に使われている火種に、“おがら”というのを使う。コレ自身も実は、麻の茎を乾燥させたのが正体であり、市販されている分に関しては、薬効成分が除去されているという事で規制がない。
芥子(コカイン)に関しても、実際に問題になるのは種子(ポピーシード)ではなく、実を傷付けた時に出る分泌液である。種子に関しても、食用で一旦火を通した状態にしてから使う分には問題がない訳で、でなきゃベーグルや芥子餅なんてのは、危なっかしくて食べられないw また、通常はペット(特に鳥類)の餌として使うには問題がないのだが、それが消化されずに排泄物に混じってると、後日芽が出て厄介な事になることもしばしばw(近年、道端にそれらしき花を見かけるのは、そういった事情)
とはいえ、実際に大麻と芥子に関しては、一般的に栽培するにあたって、使用目的を明確にした上で、(確か)農林水産省や各都道府県警察等からの“栽培許可”を取らないと、大麻取締法等で引っ掛かる事になる。去年ぐらいに、観賞用ポピー(ヒナゲシ)と勘違いしてガーデニング愛好家が逮捕されるケースがある様に、市販されている園芸種以外のモノは、たとえインターネットで買えるからといって手を出すべきではない。当然だが、覚せい剤だって、本来の使用目的は、うつ病治療のために処方される訳であって、何でもない人間が使えば、当然だが悪影響が出る。まして、快楽のために使うのは一番危険な使い方であって、血圧上昇や心肺機能に過大な負担が掛かる。当然だが、脳神経にも影響が出るから幻覚を見る訳であり、それをなんとかしようとして肝臓や膵臓が過剰に解毒処理をするから、内蔵までボロボロになるのだ。
どんなクスリでも、本来は体内に入れると悪影響が出る“毒”であって、摂取するべきモンじゃない。けど、病気でその症状を少しでも緩和させるために使う目的で開発されてきた訳であって、その“副作用”として様々な幻覚や依存症を生んだまでに過ぎない。
教訓:クスリを使ってまで“現実逃避”をしたいなら、まずは精神内科を受診せよ。クスリに頼らない“現実逃避”の場は、宗教での寄り合い以外に術無しと思え。