マーティの真面目にプライオリティー 2009年９月号(知っておきたいユニバーサルデザインフードの話)

マーティ(以下テ):こんにちは、今月は通常通りの更新です。さて、食欲の秋ですね…そういや２年前のシンちゃんは、この頃は殆ど食事ができない状況で、点滴と流動食でなんとか維持できた状態でしたね。(ボクも、末期はそうでしたが…)“食べること”が如何に大切な事か…健康な時にはわからないモノですが、いざ病気等で食事ができなくなった時、生きる喜びすら奪われた感じになります。これは、ボクの経験ですが、食事制限があっても、自分の口で食事をする事は、その味を自分自身で楽しむ喜びと、噛み締める度に生きてる喜びを感じる事ができました。そこで今回は、高齢者だけでなく、様々な事情で通常の食事がしづらい人のために開発された“ユニバーサルデザインフード”について、日本介護食協議会のサイトの資料を参考に…ｷｭﾋﾟ――――((((；ﾟДﾟ)))―――――ﾝ!! この気配は…

???:フハハハハ…我が輩は淫魔王アンジー、このBlogは我が輩が…Σ(･`д･´) 貴様は、ガーディアンのマーティ?!何故…
　　　　 　　　 　 ∧_∧ｸﾞﾊｯ
　 ∧_ 　　 +:.'ﾟ(Д｀；　)　　
　　（　・∀・）　　　　　
　　（っ===≡つ て　　ヽ∽∽Θニニｸﾞｻｯ！
　　して＿）_ﾉ 　　 w （＿）
たくみん:スイマセン、マーティはん。ワテの相方、あんりが暴走してもうて…今さっき、ロンギヌスで抑え込みましたんで、今のうちに作業を続けてくんなまし。
⊂⌒~⊃(;.;.)Д｡)⊃ﾞ ﾋﾟｸﾋﾟｸ
テ:いやはや…助かりましたよ、たくみんさん。では気を取り直して…今月は介護食について、解説しようと思います。先程“ユニバーサルデザインフード”という名称で紹介しましたが、基本的に、高齢者だけでなく、歯の治療や顎関節症等で噛む事が困難な方などが、通常と同じ様に食事できる様に作られたモノです。つまり、食材の大きさや固さを変える事によって、健常者と同じ内容の食事ができる様に工夫されたのが、“ユニバーサルデザインフード”の基本コンセプトという訳です。
実際、“ユニバーサルデザインフード”には５つのレベルがあり、固い物や大きな物はやや食べづらいが、普通に食事ができる“区分１(容易に噛める)”、固い物や大きな物は食べづらいが、なんとか飲み込める“区分２(歯茎で潰せる)”、噛む事はできないが、細かく刻んでくれたらなんとかなる“区分３(舌で潰せる)”、固形物は食べられないんで、ペーストに近い状態にした“区分４(噛まなくてよい)”、飲食物にとろみを付け、飲み込みやすくする“とろみ調整”があります。つまり、同じ食事…例えば、同じクリームシチューでも、一口大に切って柔らかく煮たモノからすべてを裏ごししてポタージュスープの様な状態にしたモノまで、調理の仕方も変わってくるのです。また、“区分４”だと、見た目が赤ちゃんが食べる離乳食の様な形状になりますが、塩分や糖度等が違うため、離乳食の代用品にはなりません。したがって、調理の内容によっては、蜂蜜を使用したモノもあるのです。
また、高齢者の場合、生活習慣病(糖尿病や高脂血症等)で食事制限がある場合でも、それに似合った調理方法で作られた食事もあります。詳しくは、ユニバーサルデザインフードを取り扱っているメーカーに問い合わせてみてください。(上記のリンク先から、ジャンプできます。)
あんり(以下あ):ちょっと…お邪魔しまっせ。
テ:Σ(((・ω・lll)ノ ｱｳｯ?! くたばってなかったんですか?!
あ:エラいすいませんな、ウチかて一言、言いたい事あって出てきたんやけど、なんか懐かしいオーラを感じてなぁ…ついついやってもたんよ。
≦( ; ω ; )≧
テ:┐(´-｀)┌いくら“生前さん”同士が知り合いだったといえど、ルールだけは守っていただけませんか？
あ:先程は、ホンマ、申し訳ない…でも、介護を受けた身分として、ちょっと一言、言わさせてもらいます。いくら介護で手間が掛かると言いましても、食事くらいは、ウチらのペースに合わせてもらいたいんです。いや、すべてにおいてなんやけど、若いモンがせかしても、ウチらはそれができへんさかい、イライラされるんやと思うんです。せやけど、ウチらはそうしたぁても、加齢による筋力の低下や脳神経障害等の影響で、できへんのですわ。介護する方には申し訳ないんやけど、もう少しゆっくりと、飲み込むための時間を下さいな。特に、ウチの“生前さん”の様な、誤飲事故を防ぐためにも、よろしゅうお願いします。
m(_ _)m
テ:とりあえず、今月は以上です。お相手はボク、マーティと
あ:あんり…でした。

(マスター、いつの間にこの人、こっちに来られたんです？)
(ん、このお盆時期に、ポックリ逝っちゃったんだってさw)