迷馬の隠れ家 はてな本館

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あどランアーカイブ その53(番組制作の実験場?!)

え〜と、約8ヶ月振りにこのネタですw そもそもが、センバツまでの実験番組的な意味合いがあった“あどラン”なんだが、番組内のコーナーも、ある意味で多くのスタッフの育成の場となってた訳です。特に、ラジオ出身のスタッフにとって、テレビに鞍替えする際の“試験場”としての役割もあって、企画を出すアナ達との駆け引きが、番組制作会議の場で何度も繰り広げられたのです。

実は、現在のアナウンサー室長である、高垣伸博さんもその一人で、“あどラン本”3冊目の時点では、ディレクターとして参加してました。(茶屋町時代初期ぐらいからの参加)ま、この方に関しては“アナ出身じゃない室長”なんですが…かつてこういう経験をやってたからこそ、現在の地位になったと考えてもいいと思います。
休話閑題、今でも“あどラン”のノリは“ちちんぷいぷい”や“痛快明石家電視台”などのMBS制作番組の至るトコにありまして、とにかく“場の空気”をどうするかの実験台として、よく“あどラン”を参考にしてたモンなんです。なんせ、出演者が全員MBSの“社員”であり、尚かつ視聴率云々に関係無く(いや、実際はその週によって乱高下しまくってた様だがw)、いろんなテストケースを放送できたモンですから、携わってた若手スタッフにとっては、いい意味での“度胸試し”となったのは、現在放送中の番組でプロデューサーになってる連中を見れば一目瞭然です。
“あどラン”そのものが、カメラワークにしろ、番組の演出方法にしろ、すべてが手作りで、尚かつその殆どをアナ達に任せていたからこそ、出演タレントが持ち込んでくる“我侭企画”でも対応しきれる“懐の深さ”が、MBSの番組制作でのポリシーだったのですが…最近の番組は逆に、その我侭に振り回され過ぎて、ディレクターやプロデューサーが完全に番組制作そのものを放棄してる様な番組も、ちょいちょい見かけます。また、アナ達自身も自惚れ屋が増え過ぎた事も、ある意味事実です。ま、JNNネット親局のTBS自身がボコいモンだから、そういう流れになっちまってると言うか…。