エクウステーション 2009年９月号

競馬ファンの皆様、こんばんは。今月からは通常通りの“エクウステーション”でお付き合いください。
まず最初のニュースは、やはり今朝の報道にあった、イギリス遠征中の三浦皇成騎手の初騎乗初勝利の話題からいきましょう。今月８日から海外研修のためイギリスへ渡航した三浦騎手は12日、フォスラス競馬場第５レース、芝2,800mの３歳ハンデ戦、８頭立ての４番人気、ロイヤルダイヤモンドに騎乗して見事１着となり、海外競馬で初騎乗初勝利を飾りました。ちなみに、現役の騎手では武幸四郎騎手が、1999年８月にアメリカ・カルダー競馬場(アローワンスレースで７頭立て)で達成しています。

次は、サマーシリーズの結果を、簡単にお伝えします。まずは“サマ−2000”の結果から。福島の七夕賞から新潟の新潟記念までの５レース総合で競う†サマ−2000”は、七夕賞(３着)、小倉記念(２着)、新潟記念(１着)に出走してポイントを稼いだ、ホッコーパドゥシャがサクラオリオン等の追撃を振り切って、チャンピオンになりました。そして、今日のセントウルステークスで終了となった“サマースプリント”では、カノヤザクラが去年に引き続き連覇となりました。こちらも、函館スプリントステークスからの５戦中３戦(アイビスSD１着、北九州記念３着、セントウルS４着)参戦して、アルティマトゥーレに２ポイント様で詰め寄られるモノの、なんとか王座を守りきりました。そして、“サマージョッキーシリーズ”では、小牧太騎手を１ポイント差で振り切った、秋山真一郎騎手が優勝となりました。なお、詳しい結果は、こちらでご確認ください。
続いての話題は、引退のニュース。秋に向けて調整が行われていた、去年のダービー馬ディープスカイが、８月19日に左前浅屈腱炎を発症したため、競走馬登録を抹消。30日、札幌競馬場で引退式が行われました。今後は、北海道・日高町にある、ダーレー・ジャパンスタリオンコンプレックスにて、種牡馬になるとの事です。また、“白いアイドル”ことユキチャンも、中央競馬の登録を抹消し、川崎・山崎尋美厩舎へ転厩しました。これは、中央のレースで使える条件がなかった事と、南関東のレースには牝馬限定の交流戦が多いことから、今後の活躍のための決断との事です。南関東といえば、かつてはハクホウクンという白毛馬も走っていた事もあり、また、その産駒のハクバノイデンシ等も所属しております。おそらく、川崎の年末恒例のレース、ホワイトクリスマス賞(今年度は“ホワイトホース賞”になるかもしれませんが…)に出走となると、例年以上に賑わうモノと思われます。
さて最後は、施設関連での話題を３本。まずは京都競馬場と京阪淀駅が、昨日から直結しました。これは、京阪本線高架化工事に伴い、淀駅を競馬場側に移設し、専用改札口と第１入場門を直結する工事がこのほど完成したためです。当面は大阪方面行き側だけですが、平成23年には京都方面行きも高架に付け変わる予定という事です…が、この度の衆院選の結果を受け、この工事が中途半端な格好で中断される事が懸念されます。それと、今週から中山競馬場では２面マルチターフビジョンが稼働しました。東京や京都に比べるとやや小さい(縦9.6m、横40.8m)ですが、今までより鮮明で大きな画面になったのはいうまでもありません。また、阪神競馬場も今開催終了後には、同様のターフビジョンの付け替え工事が始まり、こちらも11月末までには完了させる予定だそうです。
今月は以上です。流石にひと月お休みすると、情報が多過ぎて、どれにするか迷うところですが、とりあえず…お相手は俺、シンでした。では、また。