迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

著名な芸人程、エロが好きw

今日の内容は、正直言って“18禁”ですw というのも、タイトルの通り、いわゆる下ネタ系の話です。つう訳で…

落語にしろ、講談にしろ、古典芸能の基本は、“いかなるジャンルの話題でも、聞き手を引きつける”事に重点が置かれる。よって、話術が長ける落語家の多くは、古典落語を学ぶ際に、まずは自分達でもわかりやすい部分からやるのが普通である。したがって必然的に、“男性”である以上、遊郭などでの淫乱行為をネタにしたネタの方がやりやすい訳で、コレが手本となる。しかし、若手の落語家の場合、特に容姿端麗な“美形キャラ”で売ってる落語家の場合、そのイメージが崩れるのを恐れて、高座ではなかなかエロネタを披露しようとしない。しかし、古典落語に着手する以上は、エロネタは避けられない。
笑福亭鶴光のエロネタも、そもそもは上方落語を演じる上で必要なスキルとしての“技術”であって、素の部分は大いに真面目な落語家である。事実、彼は上方落語だけでは劇場の数や環境が合わないと言って、江戸落語の本拠地である東京の落語協会に高座に上がらせてもらう様交渉し、鈴本演芸場などの高座に定期的に座ってた程である。つまり、エロネタだからといって気嫌う関西よりも、“演芸”として聞いてもらえる環境を求めた結果、江戸落語の聖地で真打ちの一人として高座をあずかる様になったのである。
11PM”という番組も、本来の目的は、エロスではなくサブカルチャーの範疇で“何処までがテレビの限界か”を試す、言ってみれば“実験室”的な要素の方が強かった。ただ、どうしてもそれだと視聴者…特に残業で帰宅が深夜になったサラリーマン達が興味を示してくれないだろうという事で、当時の限界ギリギリのヌードや下ネタが飛び交っただけの話である。逆にいうと、この番組がなかったら、毎年“夏の風物詩”となった“24時間テレビ”なんてのは、誕生しなかった訳であるw
こないだ、作者が滑落死して存続が危ぶまれた“クレヨンしんちゃん”だが、コレを“下品なマンガ”として一部の保護者が、テレビ朝日に対して放映打ち切りを申し出ているのだが、そんな保護者達とて、かつては“8時だよ全員集合”や“オレたちひょうきん族”を散々見てきた世代である。まして“キューティーハニー”なんて、永井豪が描いたエロ系マンガのひとつなのに、それをゴールデンや日曜の朝に流してる時点でどうかと思うし、“セーラームーン”シリーズや“プリキュア”シリーズも、その変身シーンやコスチュームは、どう見てもエロい。現在リメイクされて放送中の“ヤッターマン”とて、悪役のドロンジョのコスはかなりエロいw(原画はもっとエロいんだがw) つまり、子供というのは、“エロス”という部分が理解できないからこそ、どんなに下品なネタを見せたとしても、それを素直に笑えるのであり、それを“恥ずかしい”と感じているから“下品”と切り捨ててしまうのである。“情操教育に悪い”といって避けた事が、却って肝心な時に怖じ気づいて何もできなくなってる…今の若者が性教育に対してトンチンカンになってしまってる大きな原因は、実はこういったエロに関する“勘違い”から引き起こされたモノであって、正しく理解した上で批判しなければ、過ちを繰り返す事になる。それを身を以て“芸の肥やし”にしてきたのが、古典芸能に精通する者達という訳だ。