迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

台風対策に必死です…

♪〜秋風身にしみ、憂い果て無し。白露悲しく祀りの庭に…いやはや、夜中に近畿直撃でっか。只今、大阪は暴風&波浪警報真っ直中w 家に帰って真っ先に、南側のバルコニーに放置してあるアーモンドの植木鉢(3月のアーモンドフェスでいただいた種から育ててるヤツw)を撤収、捨てずに残してた週刊競馬ブック数十冊で、ガラス窓にバリケード(万が一、窓ガラスが割れた時の飛散防止と、断熱&紫外線カットのためw)を施した。とにかく、被害が出ない事にこした事はないが、気象庁のデータからして、かつての室戸台風の進路とニアピンらしい。河川近隣の地域は、おそらく床下浸水は覚悟しないといけないと思う。

上記に書いた歌詞は、昔オイラが通ってた小学校で歌ってた、室戸台風の慰霊の歌。昭和初期の頃、大阪を直撃した室戸台風で、オイラの通ってた小学校が全壊し、校舎に残ってた小学生や教師が犠牲になったらしい。当時は今と違って、木造の校舎だったために、台風の暴風にあおられ、木っ端微塵になったとか。そのため、被災後に学校を囲う様に寺院が建てられ、その寺院毎に犠牲者の慰霊碑が建立された。現在でもこの時期になると、学年毎に各々の寺院にある慰霊碑にお参りに行く事がある。(もしも廃校になったら、いろんな意味で格好の“心霊スポット”だよ、ありゃ…)
ま、先月が全然雨が降らなかった訳だし、2年振りの台風上陸らしいんで、かなりの覚悟が必要だし、タマにはこんな経験も必要だ。てのも、こういう災害は、台風だけなら予測がつくからなんとかなるが、その後の土石流や河川の堤防欠壊などは、時として予測不能である。そんな時に、どうすれば良いかが試されるのである。よく諺に、“災難は忘れた頃にやってくる”なんてのがあるが、まさにそれである。どんなに備えが十分でも、実際にマニュアル通りに動けるとは限らない。だから、過去の経験と教訓を忘れずに心掛ける事こそ重要であって、被害が出てからでは遅いのである。それに、今回のコレは、民主党政権がどれだけ“おバカ”なのかを知るチャンスだと思えば良い。“ムダな公共事業を廃止する”と言いながら、本当に“無駄なモノ”とは一体なんなのかを知るには、実際に事が起きない限りわからないモンである。数年前にあった北海道直撃の台風の時でも、二風谷ダムの欠壊を防ぐために放水したばっかりに、下流域の旧門別町富川地区で、甚大な被害が出た。しかし、ダムがなかったら、おそらく広範囲で流木や土砂が流れ込み、更に被害が拡大していた可能性もあった。当時の建設反対派はこの時の実害を訴え、推進派は実際の被害を最小限で防げた事を強調した…どっちの結果であっても、そこには被災した住民の声は聞こえない…そう、エゴで作ったダムだったからこそ“欠陥”なのであり、されど防災に役立った“事実”もそこには存在する。そのジレンマは、ダムや河川堤防が欠壊しない限り永遠に続く。そういった歴史に背中を向けている以上、水害での犠牲者は後を絶たないのである。