迷馬の隠れ家 はてな本館

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マ―ティの真面目にプライオリティ 2009年11月号(知ってください、介助犬の事を。)


どうも、マ―ティです。今月は、マスターの都合…というより、マスターにとっても恩人とも言えた方の葬儀があった為、いつもより更新が遅れました。ご了承ください。
さて、今月のテーマは、“働くワンちゃん”の話です。今回は、社会福祉法人日本介助犬協会と、社会福祉法人日本聴導犬協会、そして財団法人日本盲導犬協会の各ホームページを参考に、“補助犬”に関する情報を、お届けします。
みなさんは、盲導犬聴導犬介助犬というのをご存知でしょうか?これらの犬を総称して、“補助犬”(海外では、“アシスタント・ドッグ”)と呼ばれてます。これは、2002年10月に施行された、身体障害者補助犬法という法律に基づいた名称で、厚労省が認可した各々の訓練施設で訓練を受け、適性のあった犬だけが認められる、特別な存在です。そのため、訓練の中には、“仕事中”は決して吠えない様にする為の訓練や、不特定多数の人間との接触があっても、決して動じない様にする訓練なども行われます。(基本的に、通常のペット用と同じ躾も、同時進行で行っていますが…)

つまり、盲導犬の場合はあくまでも視覚障害者の“目の代わり”として、進行方向の安全確認を行う事が役目であり、聴導犬の場合だと、聴覚障害者の“耳の代わり”として、音の情報を伝える事が役目があり、介助犬の場合、主に身体障害者の“手の代わり”として、日常生活の支援を行う事が役目となります。
盲導犬介助犬は、仕事の内容の関係もあって、大型犬種(主にレトリバー系)が多いですが、基本的に、犬種や大きさは殆ど不問で、雑種でも性格が大人しく、人間に対して従順である事が条件の様です。ただ、補助犬として働けるのは最長でも10歳までで、大凡の場合、訓練からデビューまでに2年近く掛り、使用できる期間は7〜8年といったところでしょう。ただ、誤解をされては困りますが、他のペット用より短命という訳ではありません。大型犬種でも、平均寿命は15歳ですので、ギリギリまで飼うことはできるでしょうが、目的を考えると、余生をのんびりと過ごさせる方が良いという観点から、10歳で引退させるケースが殆どだそうです。
日本では現在、盲導犬が1,000頭、介助犬が38頭、聴導犬が10頭程活躍しています。が、身障者の人口から考えると、圧倒的に頭数が足りません。まして、先程も書いた様に、10歳を過ぎると能力低下もあって、引退させなければいけないことも考えると、毎年コンスタントに補助犬を育成していかなければいけません。しかしながら、1頭を訓練して補助犬にするまでに、最低でも100万円以上の経費が掛り、訓練しても分相応の適性がなければ、補助犬にはなれません。また、最近では補助犬同伴での入店を認めている店舗が増えてはいますが、愛玩動物補助犬との違いを理解できていない場所も多々あり、特に生鮮食料品を扱うスーパーでは、未だに入店を拒否している店舗も多いです。それと、道路交通法に基づき、公共交通機関での同伴は認められているのに、座席が汚れて掃除が大変だからといって、乗車拒否をするタクシーもあるみたいです。(各補助犬団体では、そういったトラブルを回避する為に、犬服を着用した上でハーネスや首輪を付ける様に、ユーザーに指導してる様です。)
補助犬は通常のペットと違って、日常で様々な仕事をこなしています。ですから、もしも街中でそんな補助犬を見かけた時は、犬の方ではなく利用者の方に声をかけ、なるだけ犬の負担を減らす為にも介助を行って欲しいのです。そのためにもまずは、気軽にできるボランティアとして、補助犬のことをもっと理解して欲しいのです。

ちょっと雑な内容になってしまいましたねw でも、来月以降にも補助犬に関して、特集を組もうと思ってます。では、また。担当は、マ―ティでした。