迷馬の隠れ家 はてな本館

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マーティの真面目にプライオリティー 2010年5月号(シニアカーは歩行者です!!)


ども、マーティです。今月はテーマ特集からちょっと外れて、道交法では電動車椅子に分類される“シニアカー”について、今回は取り上げさせていただきます。(と、いうのも、実は今日、マスターが免許の更新で光明池まで行っておられたんで、その暇つぶしに、改定道路交通法の資料を読んでたんで…)
最近、街中で“シニアカー”と呼ばれるカートの様な車椅子を見る様になりましたね。現在、日本で普及しているシニアカーは、HONDAモンパルスズキセニアカーシリーズの2種類があります。どちらも購入の際には、介護用品扱いになる為、消費税がかかりません。また、法的な助成を受ける事も可能です。

しかし、形状がミニバイクやカートに近い事もあって、時々、車道を走られる方がいらっしゃいます。しかしながら、シニアカー道路交通法においては、身障者が使う電動車椅子と同じ歩行者の扱いになる為、基本的に、車道を走行する事はできません。なぜなら、シニアカーは運転に際して免許が不要である反面、そもそもは歩行困難者が移動する時の補助を行う介護器具のひとつとして区分されているからです。従って、速度も健常者の歩行速度と同じ、時速6kmまでしか速度が出ない様になっています。(当然ですが、ミニバイク並みに走れる様改造する事は、本来の目的から外れた行為です!!)
また、いくら“歩行者扱い”とはいえ、運転の際には通常のバイクや自動車と同じ様に、飲酒運転や走行中の携帯電話の使用は、大変危険です。また、思わぬ事故の原因にもなりますので、絶対におやめください。特に、睡眠導入剤などの眠気を誘う薬を服用されている方は、服用後はシニアカーに乗らないでください。
他にも、遠出をする際や、長時間の使用が考えられる場合は、必ずバッテリーの充電状況を確かめ、必要に応じて、運転前に満充電しておく様、心掛けておきましょう。使用中にバッテリーが切れてしまうと、本体総重量が100kgを超える様な代物です。ただでさえ歩行困難な方が使用されている物ですから、手押しで移動させるのも、かなりの重労働になります。常にバッテリー残量が操作板部分に表示されていますから、それを確認しながら運転しましょう。また、使用後は、バッテリーがまだ残っている状態でも、必ず充電を行ってください。なお、バッテリーの寿命ですが、普通に使っている分だと、メーカーにもよりますが、購入後およそ2〜3年は使える様になってます。ですから、新しくシニアカーを購入された場合は、必ず2年に一度は購入先の販売代理店などでバッテリー点検を行ってもらいましょう。また、中古車、およびリースで使用されている方は、調子がおかしいと思った時点で、点検に出してください。
安全に、しかも健常者と同じ様に移動する為に開発されたシニアカーといえど、使い方を誤れば、死亡事故につながる危険も孕んでいます。ご使用の前に、必ず販売代理店やリース会社などでシニアカーの運転講習を受け、正しく使いましょう。なお、詳しい説明は、上記のメーカーサイト、または、電動車いす安全普及協会ホムペに掲載されています。そちらを御参考ください。また、警察庁のホムペからも、シニアカーに関するマニュアルがPDFファイル形式で閲覧できます。そちらもご覧ください。
それでは、今月はこの辺で、失礼します。お相手はボク、マーティでした。