迷馬の隠れ家 はてな本館

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4つの“罰”ってなんだろう?

一部のマスコミは、宮崎県民をボロクソに書いてはいるが、口蹄疫そのものは、別段、どこの地域の畜産家の畜舎で発生していてもおかしくなかっただけの話であり、それがたまたま、宮崎県で被害が出たまでに過ぎない。つまり、他の地域でもいつ発生しててもおかしくないのに、最初に発病した地域というだけで、あまりにも邪見に扱い過ぎてはいないだろうか。何度も言うが、同じ立場だったら、その人権侵害な発言を、真正面から受け止められる根性を持っているのか?

で、ここからが今日の本題。仏法上…てか、日蓮仏法において、法華経の行者を侮辱する行為は、必ずといって罰が当たると説く事が多い。しかしそれは、ただ単純に脅している訳じゃなく、“因果応報”という言葉を簡単に説明するきっかけとして言ったまでに過ぎない。つまり、自分の行動ひとつで、世界はダイナミックに影響し合う事を指している訳である。
では、“罰”とは一体何か…基本的に“罰”と呼ばれるモンには4つの種類があり、各々の意味合いは違う。しかし、単体で発生している訳ではなく、すべての事柄にリンクして発生している。故に、何が原因でそうなったのかを考える上でも、そこのトコを知っていれば、ある程度の被害を防ぐ事はできるだろうし、軽減する事も可能になる…とされている。
大雑把に説明すると…
1)総罰(そうばち)=組織が、あるいは世界中全体が喰らう罰。地球温暖化や資源の枯渇などは、まさにそれ。
2)別罰(べつばち)=個別単位での喰らう罰。当事者自身のみで、大概は大病を患うか、事故に遭うといったパターン。もちろん、殺害される事も含まれている訳で…
3)顕罰(けんばち)=目に見えるカタチでの罰で、見た目からして怖いモノ。それこそ、ドリフのコントばりのイタいことから、目を覆いたくなる様な惨劇までw
4)冥罰(みょうばち)=一見すると被害がなさそうだが、精神的に、あるいは誰も気が付かないうちに発生しているモノ。癌の進行もさることながら、自分のホムペに勝手に“トロイの木馬”などのコンピュータウィルスが仕込まれて、感染被害が拡大するのは、まさにコレw
ぶっちゃけた話、モノの捉え方ひとつな部分でもあるんだが、現状はどんな状態なのかを考えるとき、コレを複合的に考えていくとある程度の予測が立つ。つまり、一見すると絶望的な状況でも、冷静に分析していけば、根原はあっさりと見つかる訳で、それに対してどう反応したのかですべては決まる訳である。故に、口蹄疫騒動そのものは、一見すると宮崎県が悪い様に見えるが、コレによって日本中は“食料危機”という“総罰”を喰らうハメになる。つまり、責任は国そのものの話だよ…という概念がすっぽ抜けている以上、必ず日本の農業、ひいては食生活そのものが崩壊する事を意味しているという事である。当然だが、これは宮崎県に対する“別罰”と“顕罰”ではあるが、日本全体で見た場合は“総罰”であり“冥罰”でもある…という事だ。その原因は当然、政府与党の対応の悪さ、そして無責任さである事はいうまでもない。
よって、日蓮の説いたる“立正安国論”は正しかった事を実証するとともに、現在でもその“予測”は有効であるという根拠にもなっている訳である。しかも日蓮自身、コレを書いた時に、明確な時間を書いていない…つまり、“時代は繰り返される”という法則を、法華経を学ぶ時に知り得ていたという事でもある。鎌倉時代の人達ですら、コレを思いっきりバカにした訳だが、現実は日蓮の予測通りに事件は発生した訳である。当然だが、創価学会の初代会長である牧口常三郎も、現状に照らし合わせた上で“立正安国論”と日蓮の教えの正しさを訴えたにも拘らず、当時の軍事政権下では“非国民”として非難され、治安維持法の名の下に逮捕され獄死している。しかし、その後日本がどうなったのかは、いうまでもない…これが真実。
迫害を加える者は、自らがその痛みを受けるまでは、相手を侮辱する事を止めない。そして、いざ、被害に遭って痛みを知った時、いうまでもなく“自分は不幸だ”と大騒ぎする。それも結局は“因果応報”であり、相手を傷付けた数だけの“代償”を、何らかのカタチで払わなきゃいけない。それを忘れて相手をバカにするのなら、必ず不幸は訪れる。