迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

競馬旅館“天松楼”2011〜只今臨時営業中〜

ノブ(以下ノ):まいど、ノブさんやで…急な話で申し訳ないねんけど、今年は東日本で甚大な震災が発生してもうて、営業を“強制終了”してもうたさかい、エラい迷惑かけてもうたな。ホンマ、すんません…そして、被災された方、不幸にも亡くなられた方には、お見舞いとお悔やみを申し上げます。
マーグ(以下グ):ういーっす、マーグだぜ…オレの方からも、震災に遭われた方にお見舞いと、犠牲となった方々へお悔やみ申し上げます。また、今回の地震により、4月以降のイベントの多くが中止・順延になっちまったんだ。だから、今月の“イベジョ”は、“更新休止”だとさ。すまねぇ…みんなを元気付ける様な話が無くって…
カイル(以下カ):アロハ、カイルっす。今回の震災は、関東以遠…特に東北の太平洋沿岸に甚大な被害が出ています。春スキーのシーズン目前だった事も考えると、ボク的に辛いっすね。また、今回は東電福島第一原発放射能漏れを伴う事故も発生している状況で、首都圏の電力事情が大ピンチと聞いております。
グ:実際、福島県産の牛乳と茨城県産のほうれん草から、低レベルとはいえ放射線物質が検出されて、出荷停止になっちまってるな。
カ:ええ、しかも、東京都の水道からも…
ノ:こればっかりは、農家が気の毒やね。丹誠込めた農作物が、放射能汚染が疑われただけで出荷できへん…これ程悔しい事って、ないと思うで。
グ:だよな…漁業の方も、福島沿岸部に放射能漏れが確認されたらしいからよう、水揚げした魚介類がダメになっちまってるし、まして、岩手や宮城の漁師達は、生活基盤そのものも、あの大津波の影響で壊滅状態だろ…すっげー悔しいと思うぜ。
カ:ですよね…

ヒデボー(以下ヒ):チョリーッス…政府の悪口を言いたくないけど、ココまで生活がグジャグジャになったのも、国家として、あるいは自治体としての危機管理が甘過ぎたんじゃないのかなぁ…
グ:一理言えてるかもな。東海・南海沖地震の備えを随分前からやっていた静岡県の場合、偶然ながら、あの震災の後で富士宮市内で発生した直下型地震でも、震度6強の揺れだったのにも関わらず、まったく被害が出なかったのに対して、三陸津波を想定した防潮堤もあったのに、あれだけの被害が出ちまったモンなぁ…
ノ:いや…その防潮堤があらへんかったら、もっと悲惨な事になっとったと思うで。ただ…今回の場合、プレート境界線上の、しかも4カ所の断層が、ほぼ同時に動いたからこそ、これだけの被害か出てもうたんや。そやから、広範囲で甚大な被害が出たんや。
カ:それにしても…同じ原発なのに、東北電力女川原発中部電力浜岡原発には、全然被害がなかったみたいだけど…福島とどこが違うの?
マーティ(以下テ):ども、マーティです…その件だけど、建設された時期や立地条件が違った事が、今回の“事故回避”に繋がったらしいですね。
ヒ:ポリσ(-"-;)ウ~ン…津波を想定して、高台に作ってたって事?
テ:女川原発は、そうらしいですね。昭和初期に発生したチリ大地震津波被害で、かなりの被害が出た教訓として、今回の様な状況になっても、安全に原子炉を停止させて、守れる様にしてたらしいです。浜岡原発の場合は…さっきマーグも言ってた、東海沖地震や東南海・南海沖を想定し、震度7でも壊れない様に頑丈に作ってるみたいですし…事実、こないだ震度5強の揺れでも、運転に支障がなかった程ですからw
グ:(ノ∀`)アチャー それって、結構危険じゃんかよw
シン(以下シ):こんばんは、シンです…そもそも、富士山の噴火やプレート境界線型地震を想定して設計してる分、却って安全装置が作動しない…ってのも考えモノですね。
ノ:しかしやなぁ…関西かて、他人の事、笑えないんと違います?福井の“原発銀座”は異常でっせw あそこかて、万が一そういった事が原因で事故が起こってもうたら…それこそ関西圏は放射能の脅威に曝されかねんで。
テ:だけど、それを使っているのは京阪神を中心とした、近畿地方の住人であり、そこの部分で犠牲を押し付けたツケは、どっかで払わないと…
シ:そうですね…それは首都圏でも言えている話だし、いくらエコだからといって、住宅をオール電化にした事が、結果として電力不足を招き、原発に頼る状況だった事に気付かなかった事も、大きいですよね。
ヒ:そうそう。ライフライン…特に電気って、ガスや水道と違って、貯め込んだり、代替が利かないモン。太陽光やバイオマスもあるけど、結局は生活に必要な電力を、安定して供給するに至ってないし…
ノ:そやなぁ…電気はあるのが“当たり前”って生活しとるさかい、ついつい忘れとるんやな。いくら光熱費を抑えようと思ても、こういう災害時…特に原発が使われへん様になってしもうたら、結局意味あらへん。
カ:逆を言えば、そんな事も知らずに“原発反対”とか言ってる人って、すっごい恥ずかしいですよね。
ノ:まぁ…そういう事言うとる人は、“オール電化”なんてやっとらへんと思うで。なんせ、電気より化石燃料バイオマスが、環境にエエと言ってるクチやさかいな。
グ:だけど、人口密集地でそれやっちまったら、大気汚染が酷くなっちまうぜ。必要最低限のCO2排出はともかく、工業生産時に出る過剰なNOxが原因で、酸性雨や呼吸器系疾患、更には花粉症もコレが原因だって言われてるだろ?
ヒ:ん?花粉症は、戦後の過剰な杉と桧の稙樹が原因じゃなかったっけ…
ノ:それもそうやな。元々、戦後復興時に、住宅用の木材が不足した事が原因で、あらゆる山林に植えたんは良いが、海外からの安い木材が輸入される様なって、適正に伐採されずに放置されたんも大きいんや。
カ:あ、それで『政府がー』とか『自民がー』って罵られてるって事か。
シ:そうなるね。でも、その時に、そういう政権を選んだのは、終戦直後はともかく、60年代以降は、有権者自身ですよね。
グ:だな…電力供給だって、終戦直後に周波数を50Hzか60Hz、どっちかに合わせていたら、こういうトラブルもなかったハズだぜ。
ノ:ともかく…今回の震災は、16年前…マーティは経験してへんけど、ボクら全員は経験しとるさかい、よくわかるんやけど、あの阪神大震災の時に見直すチャンスがあったのに、それをやってなかった事が、すべてやろうな。
シ:そうですね。この国難を乗り越えようと思ったら、一度、自分の生活を見直す事と、本当に“有事に強い国”としてどうあるべきなのかを、考えるべきなのかもしれませんね。
テ:そのきっかけさえ気付いたら、すぐ行動。まずは、自分でできる事から…焦る必要はないけど、後世にこういう教訓を残す事が、みんなを救うヒントになると思うね。
グ:ああ、そうだな…そうか、だからマスターが“歴史を学べ”って言っているんだ。
カ:なるほど…そういう意味では、ボクらの存在も、重要になってくるね。
ヒ:ボクら自身は、いわゆる“オバケ”かもしれないけど、でも、気持ちは一緒。
グ:オレ達にできる事は、マスターを通じてエールを送るぐらいだけど、みんながひとつになって困難に立ち向かえば、必ず乗り越えられるって。
シ:暗い話ばかりしか言えない人が多いですが、希望は待つのではなく、自分で掴み獲るモノです。
テ:今は苦しく、辛いかもしれないけど、悲嘆にくれているだけじゃ、前には進めない…だから…
全員:みんなで、この国難に打ち勝とう!NIPPON!!