迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

何もかもを失った…と思った人へ。

先に断っておくが、他人の痛みに付き合うほど、オイラ暇じゃないんだよなぁ…正直に言えば。真面目な話、被災地とそうじゃない地域では、その感覚は全く別物。被害がなかった大阪では、悪いが関東以北の災害に関して“ザマーミロ!!”感全開な状況だったのよねぇ…そこんトコは、16年前の阪神大震災で受けた屈辱と一緒。

だけど、“頑張れ”とか“早期復興”とか言われても辛いというなら、いっそのこと、耳を塞いで無視すればいいだけ。むしろ、辛いのなら頑張らなくていいんだよ。但し、だからと言って、いつまでも瓦礫の上で茫然と立ち尽くしてても、何も始まらないし、却って邪魔だ。こういう時こそ、不謹慎だとか言わずに、遠方にいる親族を頼って現場から離れ、精神的にひと呼吸置いた方がいい。むしろ、自然からの粋なロンバケだと思って、立ち去る方がいい。
だけど、そんな事ができないなら、いっそ家があった場所で自害しな…と言う方がお望みなら、何故自分は生き残れたのかを考えた方がいい。いや、むしろ、生き残された意味を知った方がいいかもしれん。何故なら、そこで最後まで生活する事を許された者…あるいは、その場所が自分の“使命を果たす場所”だからとも言えるからだ。
翻弄されるのが辛いなら、逃げたって構わない。でも、それで後悔するのは自分だし、逆に幸福になれるかもしれない。それを選べるのに、何もしないのは、勿体無い話。もう一度、自分の周りをよく見るんだ…取り残されるのが嫌なら、足元の瓦礫をひとつでも多く運び出せ。まず、自分にできる最低ラインの行動から始めろ。復興の第一歩を自らの意思で踏み出さなければ、いつまで経っても片付かない。仕事が無いなら、なおの事だ。
ともかく、“何もできない”と言いながら現場でぼーっとしてるのなら、邪魔だから退いてくれ。そう言われてカチンときたら、その怒りの矛先を、瓦礫除去に使え。何もかもを失ったと言うなら、話を聞いてくれる親族が残っている事に気づけ。本当に“大切なモノ”は、いつでも自分のそばにある。それに気付かない様では、前には進めない。嘆く暇があるなら、まずは行動あるのみ。被災地だからこそ、やるべき事、成すべき事は、自ずと見えてくるモノ。被災地にいない人間には、支援をしたくてもできないのが現状…そこんトコを履き違えるな!! いつまでも“被災者”として甘えていると、却って謂われ無き差別を被るだけ。本当の意味での“復興”とは、この災難を乗り越えようと抗う姿勢を見せる事…即ち、強い精神力で自分の弱さに打ち勝つ以外に他ない。自分より弱い立場の者が、迷惑をかけたくないからと言って、支援を断っている意味を、自分が無碍に扱ってはいけない。その屍を踏み越える程の図々しさが、今は必要なのだ。まだ、すべてを失っちゃいないハズだぜ。自分の今一番やりたい事を、素直に実行してみろ。きっと、そこから新しい事が始まるハズだ…