“子ども”に逃げるな!!

今日は豪華二本立てw 今日、玄海原発の件で廃炉＆脱原発を訴えるデモが、福岡の方であったらしいが、その理由が、“子どもの安全の為…”という母親目線の集会だったとの事。だが、ちょっと冷静になってくれないかなぁ…“子どもの為…”といえば、なんでもイケると思っちゃ、結果的に子ども達に禍根を残す事になりかねんぞ。ま、オイラは“未勝利牝馬”なんで、子どもいませんけど、何か？

で、何が言いたいかといえば、医療現場…特に癌治療において、放射線照射は部位や病状の進行度によっては不可欠であり、それを診断するにあたって、CTスキャンやPET等といった画像診断、血管カテーテルを使った冠状動脈のバルーン拡張術や脳内血管の血流診断等は、X線を使わないとできない訳だ。で、小児癌や白血病で治療が必要な子どもに対して、簡単に“死亡予告”を、親が出して良いのかよ？当然だが、現在開発されている医薬品の殆どが、電子レベルでのカップリング等の技術を利用して作られている訳であり、和漢薬の成分が、副作用もなく長期服用でも体内での影響が無いと思っているのか？まったく目出度い話だよ。
それに、“放射線被曝”なんて、自然界にいても日常茶飯事だぞ。なんせ、太陽から降り注ぐ光なんて、宇宙から飛んでくる放射線の最たるモノだってのに気付いていないなんて、どうかしてると思うぜ。その事を、植物や虫…特にゴキブリやダンゴムシは、太古の時代からよく知ってる訳で、アレが3億年以上前から存在しているという事は、“大した事はない”といってる様なモンだぞ。
つまり、“子どもが…”という理由だけで、将来的な事を考える事を放棄してるから、“核の平和利用”に対する認識が、どうしてもあらぬ方向に向いてしまうだけの話。何度も言うが、(レベルが違うとはいえ)広島市や長崎市は、そういった意味では“放射能汚染地”の先駆者であると同時に、その悲惨さを担がれて“真実”をボカす為の“道具”に使われ過ぎた部分がある。でも、そんな土地でも5年後には、ほぼ元通りに戻った。チェルノブイリ原発事故でも、確かに放射能が原因と思われる事例が報告されているけど、それは全体の内では少数派だと思う。つまり、実際は身体の不調があっても、それを言い訳にせずに受け止め、再生させようと戦っている住民がいる証拠であり、ビキニ環礁に住んでいた人々だって、本音を言えば帰りたかったし、実際に帰った人もいると聞く。そう、放射能汚染だけでビビる人程、本当は情報に踊らされているだけ。まして、今から10年後に死ぬとは決まっていないし、“生老病死”そのものは、誰も逃れる事のできない宿命だから、それを放射能…否、科学そのものの所為にして欲しくないね。むしろ、そんな事を言ってる連中に聞きたいが、“現世安穏”ばかりを追い求める事は、正直に言えばバカの極み。真の意味での“絶対幸福”ってのも、悩み、苦しみながらも“次世代に繋ぐ”為の礎として、自分は何ができるかを模索し、実践する事に他ならない。つまり、“失敗”を恐れない事だ。当然だがそこには、自分自身の生命に関わる部分と直面する様な事もある。でも、そこで怖じ気づいたら、自分の後についていく人々が、前に進めないまま消える事になる。悪いけど、ココで犠牲になる福島県民と茨城県民は、ある意味尊い。何故って、コレを機により安全な原子炉の開発と、核を利用せずに、尚かつ再生可能な…いわゆる“永久機関”の開発への“第一歩”となるからである。
今回の地方選でも、“変化”を求めない人々が多かった…前回の衆院選での“失敗”を理由に、既定路線を唱えるものを選んだまでであり、それが必ずしも“正解”だとは、誰も思っていない。だって、“未来”そのものは不確定要素が一杯であって、それを決めるのは自分自身なのだから。仮に、“脱原発”が達成できたとしても、酸性雨や、それに伴う森林消滅による酸素低下が悪化した場合、それが結果的に“子ども達の安全”を脅かしかねない。ぶっちゃけた話、どっちの選択肢も未来を暗く閉ざすには充分なモノだ。
だからこそ、オイラは逆に、放射能汚染を甘んじて受け入れる方を選ぶ。なぜなら、放射能は人工的なモノといっても、原理としては自然界の“経年劣化”と同じで、それが若干遅いだけの話。でも、酸性雨はそれを打開できる術があっても、その自然は戻らない…酸性雨でヤラれた大地は、土を入れ換えれば済むが、その水によって死滅した在来種の水棲生物は、余程でない限り二度と戻らない。それはひいては、沿岸部での“磯枯れ”をも引き起こす。連鎖的な自然破壊を起こすのは、放射能よりもそっちの方だ。
そもそも、人間の数そのものが増え過ぎたのがいけない。そして、変に白人が“俺様主義”に走り過ぎるのはどうかと思うし、中国やロシアの日本に対するブーイングも、はっきり言って、“オマエが言うなw”レベルの話。今の人口が60億ともいわれているが、コレが1/100程度だったなら、こんな問題など、なかったに違いない。だって、そんなモノを使わなくても、地下資源そのものが“豊富”にある状態ですからねw もちろん、あくまで“仮定”での話だが…