ウマうまトークw 〜馬にも夏休みは欲しい？〜

オグりん(以下栗):夏だねぇ〜こう暑いと、食欲湧かないよ。
マーグ(以下グ):そういや、馬も夏バテってするんだよな。
栗:だって、ボクちん達はもともと、北海道や青森といった北国生まれが殆どで、夏の暑さには弱いのが多いのよ。
ナリブー(以下ブ):そうそう、ぼくもあついのがにがてで、ほっかいどうのけいばじょうでねてたもん。
テンちゃん(以下点):いいなぁ…ぼくはずーっと、りっとうのおへやですごしてたから、なつばはひょうちゅうがていばんだったんだよ。
栗:あれ、結構ひんやりしてて、塩かけて食べると美味しいのよね。
点:え、はちみつじゃないの？あっちのほうが、あまくておいしいのに…
ブ:そこんとこは、このみじゃないかな？ちなみにぼくは、りんごすとおさとうかけてたw

ノブ(以下ノ):確かに、夏の過ごし方ひとつとっても、時代背景や調教師の計画方針次第なトコがあるさかい、いろいろあるみたいやね。それとオグりん、塩をかけるのはスイカだよ？
栗:アレ？ボクちんは甘ったるいのよりも、ちょっと塩気があるほうが好きなんだけど…
グ:いや、熱中症対策を考えれば、巷で流行りの“塩スイーツ”ってのもアリなんだぜ。塩飴はもちろん、最近では塩味のキャラメルだとか、塩味のクリームを巻き込んだロールケーキだとかがあるぐらいだぜ。
ノ:ホンマかいな？
栗:ボクちん達の場合、この時期だけは岩塩がご飯を入れるトコに置いてあって、それを舐めながら、水を飲む事もあったね。
ブ:あ、おぐりんさんも、そういうけいけんがあるんだ。
栗:だって、馬だもんw
点:でも、きもちのうえでは、にんげんになりたかったんでしょw
栗:だってさぁ、人間だったら、もっと美味しいモノだって食べられたし、自由に動けるモン。それに、長生きだし…
グ:そんな事ねぇぜ。ま…確かに、馬と比べたら倍以上生きられるからね。でもさ、実際問題、長生きできるからって、それが幸せとは限らないんだぜ？
点:でも…こっせつしたら、ぼくらそれでおわりだもん。ぼくなんか、ぼくなんか…
栗:そこんトコ、よくわかる。ボクちんも、同じ様なモンだったからさぁ…
ブ:いえてる。ぼくはちょうがはれつしちゃったから…
ノ:そやけんど、人間かて、内臓疾患が原因で、10歳に満たない歳で亡くなるケースもあるんやで。まぁ…骨折に関していうたら、骨の一部が外に飛び出たりしない限りは、後遺症もなく治せれるんやけど、場合によっては、切断もアリやさかいなぁ。とはいえ、余程やない限り、不便を強いられても、生きてく事はできるからなぁ。
点:でしょ？そういうトコがうらやましい…
グ:でもよう、不便なんだぜ。誰かの手助けがねぇとやっていけないハンデを背負うってのも。
栗:う〜ん、ボクちん達は馬だから、そういった感覚ってわかんない。でも、人間は羨ましい…好き勝手やっていられるから。
グ:それは違うぜ、オグりん。人間だからこそ、それこそありとあらゆる事に苦悩し、傷付きながら、共存社会を構成してるんだぜ。
点:ふーん… (￣＿￣) …で？
ノ:（ﾉ暢`）ｱﾁｬｰ そういう反応は、人間に対して失礼やで。