迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

カイルの鉄ヲタマナー向上委員会〜鉄旅のススメ その4〜

カイル(以下カ):♪〜汽笛一発新橋の…っと、アローハ、カイルっす。今夜も…(ノ∀`)アチャー またマーグさんっすか?!
マーグ(以下グ):あんだよ、オレじゃ文句あんのかよ。
カ:いや、そうじゃなくって…今日は鉄道の歴史についての話をしようと思ったんですが…
グ:ん、そんなの明治初期に新橋〜横浜で開業したのがJR(旧国鉄)の始まりだろ。で、それから数年後に現在の汐見橋〜堺東に日本初の私鉄…南海鉄道(現在の南海電鉄)が開業したんだよな。
カ:いや、まぁ…そうなんですけど…
グ:え、他にネタでもあるのかよw

カ:それじゃ…マーグさんは、なんで日本の鉄道には、標準軌狭軌特殊狭軌(ナローケージ)といった3種類の軌道が存在するのでしょう?
グ:新幹線と、在来線…って、ちょっと待て、その“特殊狭軌”ってのはなんだ?
カ:いわゆるトコッロ列車とか軽便鉄道の類に見られる軌道幅で、近鉄の内部(うつべ)・八王子線三岐鉄道北勢線の軌道幅が、日本の営業軌道としては最挟の760mmなので、鉄の間ではとても有名な路線なんですよ。
グ:てか、北勢線って、以前は近鉄の路線じゃんw
カ:近鉄の歴史をやっていると、結構パニると思うんで省略しますが、コレには鉄道に関する法律が、大きく影響してるんです。
グ:どういうこった?
カ:昔から…というとアレですが、私鉄の殆どが、元々は“鉄道会社”として開業したのではなく、乗合軌道車…つまり、路面電車の類として開業してるんです。
グ:てことは、いわゆる都電荒川線函館市電とかの類と一緒ってヤツ?
カ:簡単にいえば、ですかね。コレは昔の鉄道法という法律に基づいた規定で、本来、“鉄道会社”と名乗って良いのは、貨物運搬をやっている事や、機関車による牽引を必要とする汽車を運行させていたトコだけが、法律上は“鉄道”として認められていて、電車は当時、その殆どが軌道馬車や路面電車トロリーバスの形態であって、それらを運行する場合は“軌道車”として扱われていた為、“鉄道会社”という扱いじゃなかった訳っす。
グ:ん、その“軌道馬車”ってなんだ?
カ:かつて、主に首都圏で走っていた路面鉄道の一種で、動力を馬にしていたところから“軌道馬車”と言われるんです。
シン(以下シ):で、その名残が、関東の大手私鉄には色濃く残っていて、標準軌よりも狭いが、狭軌でもない軌道幅が殆どなんですよね。
カ:やっぱ、馬が絡むと喋り易いっすかw
シ:う〜ん、馬の話だからと、ネタを用意してたんだが…
グ:カイル、ちょっとアレ、ブッ飛ばしていい?
カ:ダメですってば、マーグさ…


(しばらくお待ちください…w)


シ:ふぅ…危ない危ないw
カ:いいんですか?マーグさんをボコって…
シ:いやね、いつも“イベジョ”の時に俺、殴られっぱなしだったからねw

・・・・ゞ(_△_ )ゞ ヒクッヒクッ

カ:それはともかく、細かい事をやり出すとキリがないので、いわゆる“私鉄”というジャンルの鉄道会社の殆どが、元々、路面電車や軌道車の営業だったからこそ、鉄道法による規制が通用せず、各社局では、標準軌で線路を敷いていった経緯があるんです。ただ、流石に昭和初期になると戦争の軍需産業主体の輸送網整備の関係で、多くの私鉄が国に接収され、それが今日のJRの路線になっていった…訳っすが、関西の場合、更にややっこしい経緯があるんですよね。
シ:俺、本当は横浜出身だから、関西の鉄道ってそんなに詳しくないんだけど…阪急京都線は、本来だったら京阪の路線だったとか、近鉄と南海は、戦時中から終戦間もない頃までは同一の会社だったとか、近鉄の軌道幅が3種類あるのは、多くの鉄道会社が吸収合併した弊害だったとか…
カ:いや、そこまで一遍に言わなくても…ついでと言っては何ですが、西武鉄道近江鉄道はグループ企業だったりとか、現在の水間鉄道は食品会社の子会社だとか…
シ:そこ、省略し過ぎw
カ:え、そうっすか?