迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

努力を認めない人、認めたくない人…

今年の中央競馬リーディングジョッキーに、福永祐一騎手がなった訳だが…そのTwitterで一昨日、ちょっとした“騒動”が起きた。事の発端は、ユーイチのアカウントに対して、一部の心ない競馬ファン…いや、そういうバカは“ファン”として認めるべきじゃないのだが…が、事実無根の書き込みをやった事から、ユーイチ本人が、若干“大人気ない”対応をやった事である。とはいえ、ファンから窘められて、流石に冷静さを取り戻した様だが、それでもコレはいただけない。もちろん、ユーイチが怒るのは当然だが、逆に、自分が同じことを言われれば、どんなに気分が悪くなるか、想像できないのだろうか?

確かに、競馬界は結構、閉塞社会な部分もあって、縁故で成り立ってる部分も多い。が、それには、きちっとした“理由”がある。競馬学校に入学するにも、身長や体重の制限があり、しかも本人はともかく、両親の体格を見ただけで、合否が決まる…という噂がある程、体格に関する制限がある。(つまり、池乃め◯か師匠や岡●隆史みたいな身長の低さにコンプレックスを抱えている様な人でないと、体重の調整に難儀して、エラい事になる訳で…)実際に競馬場へ行った事があり、騎手を間近で見た者ならお解りかと思うが、ユタカやコーシローの背丈が、騎手としては“異常”であって、彼等の場合、その背丈から重量を減らす為に、骨密度そのものがスカスカなのである。(いつぞかのバラエティー番組で、この事はコーシロー本人がゲロった話。)そういった努力も知らずに罵るなら、それはとても愚かな話である。
もちろん、これでも“縁故(コネ)”と罵る所以は、彼等の父親も騎手として活躍してた“裏付け”があっての話である。が、忘れてはならないが、たとえ“コネ”で騎手になれたからといって、本当にトップスターとして活躍できるかどうかは、本人の努力次第であり、また、騎乗馬に一流血統が揃うのも、コネに頼る部分プラス、それ相応の“実績”…つまりは結果を残しているからこそである。逆に、イマイチな血統の馬でも、乗り手の腕ひとつでG1連勝街道を歩む馬もいるし、たとえ名手が乗っていたとしても、名血統なのに“未勝利”で終わる馬もいる。競馬という“スポーツ”は、まさに人と馬が織り成す“絆の競技”であり、そこんトコは、他の公営ギャンブルとは違う部分である。
更に言えば、ユタカの記録が途絶えた(連続G1勝利記録)のは、昨年の落馬事故による怪我が響いている事と、年齢的に無理ができない…という現実的な部分である。つまり、ユタカにとって“乗り易い馬”がいなくなったのではなく、ユタカ自身が体力的に“限界”が近付いているからこそである。つまり、三浦皇成丸山元気といった若手、更には池添謙一川田将雅といった、中堅どころが徐々に台頭してきている事を考えれば、当然の流れである。そう、かつての岡部幸雄南井克巳が鞭を置いたのも、(理由はともあれ)時代の流れであり、いずれは現役生活に終止符を打つ日が来る…というモノである。それは何も、騎乗数が減った事やローカルばっかりしか依頼が来ないといった不遇さ故とかではなく、誰にでも等しく…である。(アンカツの騎乗“制限”も、長く現役でいたいが為の苦肉の案であり、もう少し若ければ、とっくの昔にリーディング争いにいたのはいうまでもない。)
つまり、相手の“努力”を認めない者は、故に自分の“努力”すら認めてもらえなくて当然であり、そこんトコで僻む様なバカは、一生誰にも“認められない”存在になる。また、相手にしてもらえるからといって、相手に図々しい事を言いまくるバカは、故に誰も信用しない。どんなに言い訳をしたところで、それを“認めない”というなら、それで損をするのは誰なのか…よく考えた方が良い。そして、信用されている以上は、それを裏切らない…たとえ、実力が乏しくても、その努力は必ず花開く。その為にも、双方が相手を“バカにしない”事こそ、真の意味で相手を敬う事になる。その人の努力を踏みにじるのであれば、自分もまた、どこかでバカにされて当然なのだから。