競馬旅館 天松楼2012 5日目w

ノブ(以下ノ):…タイトルに“競馬旅館”と謳っときながら、今日まで競馬に関する話題がゼロって、殺生な話やでw
オグりん(以下栗):でも…ある意味仕方ないお。去年だって、途中で“打ち切り”になっちゃったし、1年経っても復興どころじゃないトコも多いだお。
ノ:せやな…阪神大震災の時も、園田競馬が再開されるまで、2ヶ月以上掛かったし、仁川に至っては、コースの一部に亀裂が入るわ、スタンド内の設備が殆ど壊れるわ、更に、阪急今津線が復旧せぇへんわで、年末の開催まで、ほぼ1年も開催があらへんかったからなぁ。
ライ太(以下米):…んで、オイラはよどでボキッとな…
栗:ん？なんだ、ライ太じゃんw

米:んとね、はるのてんのうしょうを2ねんぶりにかったんで、ファンとうひょーのさいにも、たからづかきねんのほんばんでも、オイラ、いままでにないにんきになっていたんだ。でも…でも…
ノ:勝負の世界やさかい、あれは仕方ない結果やったな。でもな、多くのファンは、そんなアンタの事“淀好き”と言って、今でも語るんやで。
米:そなの？
デンちゃん(以下点):ぼくなんか、ごしゅじんさまのつごうで、へんなところにつれてかれて、いたいのになんどもさわられて、はりみたいなのさされて…ああいうのを“いきじごく”っていうんだとおもたよ。
ノ:そら、テンちゃんのことをなんとしても救って、せめて種牡馬に…という想いで施した事や。そやけど、結局は動かれへんかった事もあって、ホンマに可哀想な事してもうたという思いでいっぱいやったで。
栗:あ、テンちゃんとライ太はレース中に事故って、予後不良扱いだったな。
米:…オグりんだって、あるいみ“よごふりょう”だったでしょ？
栗:あのねぇ…ボクちんはこれでも、一応産駒は世に送り出しただお。
点:“くろいあんちくしょー”があめりかからきて、んでもって、こきゅうきけいのびょうきで、おしごとがげきげんしたっけ？
栗:ダァー!!煩い。ボクちんだって、頑張ったんだお。でも、それ以上に“黒いアンチクショー”がボクちんやクリ坊達の分まで取っちゃったんだお。
ノ:その報いとして、アレも早死にしおったからなぁ…しかも、今の繁殖牝馬は、その殆どがアレの産駒や。いくら競走成績の良い血統と言うても、そればっかりやと、後々に困る事になる。それを知らん成金どもが、単なるステイタスで馬主になったさかい、余計に零細な牧場は生活できへん様なってもうた…まして、この不況と震災の影響で、更に荒尾競馬が廃止になってもうたさかい、名門牧場が相次いで廃業してもうた。
栗:んと…メジロ牧場とカントリー牧場…メジロは経営難で、カントリーはオーナーさんの意向で…という事だったおね。
ノ:それに引き換え…社台グループはますます盛んやな。アレの後継産駒を保有するだけやのうて、アウトブリードになる種牡馬の導入もやっとるさかい、まだしばらくは安泰やろうな。
点:なんだか、せちがらいよのなかになったんだね。
米:なんか…もうしわけない。