迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

月刊ヒデボー通信 2012年5月号

ヒデボー(以下ヒ):こんにちは、ヒデボーです…( -秀-) =з ハァ…
ノブ(以下ノ):なんや、エラく真面目に挨拶したなぁって思たら、いきなり溜め息って…
ヒ:いや…実は、ボクにとっては直接指導してくれた訳じゃないのですが、先日、大先輩が亡くなったんです。
ノ:(・暢・)
つ【新聞】⊂…ホンマかいな?!あの、小池さんが…

ヒ:はい…
ノ:そら…キミにとっては大先輩やもんなぁ。
ヒ:ええ…ボクが入社した時には、既にアナウンサーじゃなかったのですが、藤本室長と同期でいらっしゃって、室長とはまた違う…気品っていうのかなぁ、そういうのが漂ってました。
ノ:ボクにとっては、ライバルやったなぁ。なんせ向こうは東京人やし、ボクらと違うて、お澄まししとる…って感じなんや。そやけど、粋で鯔背な雰囲気はあったで。

マーティ(以下テ):え、小池さんが…ですか?
ノ:お、マーティかいな。そやねん…なんでも、肺炎で…との事や。
テ:一昨年位まで元気にされていたから、まだまだ大丈夫だろうと思っていたんだが…やっぱり、歳には逆らえなかったって事でしょうね。
ヒ:ボクにとって、小池さんの思い出は、常にブラウン管の向こう側の人…って感じですね。ただ、同じ放送局の、同じアナウンサーとしてデビューできた事は、凄く嬉しかった事と同時に、既に退役して別の部署に行かれたので、同じ席に並ぶ事はなかった…それが凄く寂しかったですね。ただ、それ以上に、いろんな先輩達が、色々と教えてくれたんで、それはそれで充実した日々だったんですが…でも、やっぱり…
テ:そうだろうね。ボクだって、そういうのは同じだよ。ただ、ボク的には中村さんや植草さんの方が…
ノ:そやな…キミはあそこへ入られへんかったら、ABCへ行くつもりやったんやろ?
テ:あくまで、滑り止めです…今だから言えるけどw
ノ:そやけど、小池さんかて、関西の地に馴染めず、何度も辛い想いをしはったんやで。今でこそ、“アップダウンクイズ”の進行役や“MBSナウ”のキャスターというイメージがあるんやけど、そこに行くまでに、どれだけ苦労された事か。そやけど、ボクと一緒で、草創期のラジオやテレビを盛り上げた一人である事には、変わりないねん。
ヒ:ノブさんは、さっき、“粋で鯔背”とおっしゃいましたが、何をもってそれを言われたのです?
ノ:バッサリといえば、全国的に興味・関心の有る事でも、それを報じる事に関して抵抗があるというが、“それは違うやろ”と思われたら、記事を書いた記者に対する苦言を、番組本番中に言いはる事と、軽い自虐を常にどこかに入れるセンスやな。
ヒ:そういえば…確かに、そういう部分がありますね。藤本室長と違って、そういう“言葉の遊び”ができる人なんですね。
テ:アナウンサーとして、言語表現に対する厳しい部分を指摘しておきながら、自分自身は、型にはまらずに自由にしゃべる…なんか、ズルい話ですね。
ノ:そやけど、放送っちゅうモンは、それこそマイクの向こう側におる、年齢も性別も、出身や境遇もまったく違う万民全てを相手にしてしゃべる職業や。そやから、“標準語を話す”っちゅう基本は大切なんや。
ヒ:そうですよね。あ、そういう事か…つまり、東京出身といっても、関東特有の方言やアクセントで関西人相手に話しても通じないから、関西弁のニュアンスを残した“標準的”なアクセントが重要だった訳ですね。
テ:え…ボク、それは逆だと思うよ。むしろ、方言をなくして、より研澄まされた発音こそ…
ノ:それは、立場の違いやな。マーティは、関東の放送局に在籍しとったさかい、余計に大阪弁…それも河内弁と泉州弁のミックスみたいな発音をどうにかせぇへんかったら、東京では通じへんし、しかも全国区となれば、基本的にNHKの口調と同じやなかったら、それこそ何言われるかわからへんかった。小池さんの場合は、その全く逆の話で、関東…しかも江戸っ子発音で普段はしゃべっとるさかい、それを修正するのは難しかったやろうな。ボクはずっと、関西の放送局にいたし、関西弁を使うのは、マイクのカフを下ろした時…要は、マイクから離れたオフの時だけと決めとったから、その使い分けが必要やっただけ。そやけど、関西弁のアクセントのまま、普通に標準語を話すから、他所から来たら、発音がおかしゅうて堪らんやろうなw
ヒ:そっか…先輩達は大阪だからこそ、大阪弁に梃子摺って苦労されたんですね。
ノ:そういう意味では、シンが関西弁と格闘しもって研修受けとったんは、先輩が関西人ばっかりやった事を考えれば、仕方なかった部分やね。

シン:( >審<)、;'.・ ィクシッ 黄砂が飛んでいるのかなぁ…