迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

福島の実況マスターズを見に行ったw

JRAの公式発表を見て、“これはぜひとも行かなければ…”と思い立ち、ヘソクリ(?)を全部投げ出して、福島競馬場まで昨日、行ってきた。(もちろん、夜行バスでw)震災と原発事故の影響で、復興ままならない現地の様子を知る為と、実況マスターズで、ラジニケ以外のアナ達が福島“限定”で場内実況をしたらどうなるか…それが聞きたくて、急遽夜行バスの手配をした次第である。往復24時間のバス移動…前回は夏だったからアレだが、今回は冬の装備で乗ったんで、却ってラクだったんだが…w

福島駅到着後、少し時間がある事を考慮して、東口バスターミナルで京都駅構内で購入したパンと紅茶で朝食を摂りながら、競馬場方面へ行くバスを待ち、8時過ぎぐらいに現場へ到着。狐の嫁入りと思われる、冷たい雨を避けつつ入場門(バス停に近い北側)に近付くと、結構早かった事もあり指定席に余裕がある…ということで、放送の聞きやすく、持ち込んだiPadの充電もできる事もあって、コンセント付きエリアの指定席で入る事にした。ちなみにこの日、福島競馬場はフリーパスデー…w しかし、自由席エリアでは多分、マスターズ参加のアナ達の実況を楽しめないだろうから、これはコレで正解だったと、今にして思う訳でw
とりあえず、身軽になる為にクロークに余分な荷物(帰りのバス出発までにひとっ風呂浴びたかったため、その準備分w)を預け、いざ、トークショー会場のピーチプラザへ…ん?京都や阪神だと、こういうイベントの際、公開ホールは常に満席なのに、福島のファンは行儀がいいのか、それともイベントに関心が薄いのか…それはともかく、撮影しやすいポジションに席を構えた。
ピーチプラザの設営は準備万端w会場では既に、トークショーの為のセッティングが成されていて、どういう訳か、薫兄と鉄ちゃん(馬場アナ)のポジションが、舞台中央というオイしい場所に…ええ、そうですw オイラの性格をわかってらっしゃる方、もうお解りですよね?今回のイベントにどうしても参加したかった理由は、薫兄が参加を表明してた事にポイントがあります。むしろ、薫兄が参加してないのであれば、こういうイベントがあったとしても、オイラは福島に行こうとは思いません。ただでさえ遠いですし…w でも、言い方を変えれば、薫兄がいるから云々ではなく、本気で福島の現状を知りたいと思えば、競馬観戦を理由にしか、オイラは動けません。それだけ、関西からでは東北…特に福島に行く事は、難しい話なんです。








そして、もうひとつの“理由”は…
こんなトコにヲタナベ局次長がw
写真の奥に小さく写ってるかと思うんだが、ヲタナベ局次長が今回の“仕掛人”の一人である事も重要なポイントで、彼が参加者6人に話を付けていなければ、この企画は成り立ちません。ま、実際は福島競馬場の時任淳信場長が、秋の福島開催をもっと盛り上げようと企画し、それをヲタナベ局次長が受けて手配した…というのが本音の様ですが。









さて、トークショーの時間になりました。さっきも言ったが、薫兄と鉄ちゃんは、ある意味“関西代表”という意味合いもあり、また東西の競馬実況アナが、こういう形式での交流を持つ事は、今回が初めてとの事。(もっと言えば、鉄ちゃんはきよぽんの“名代”という部分でもあるw ま、現役時もそうだったんだけどね…)で、6人の身長比較…wこの写真を見て気付いた方も多いかと思うが、実はこのメンツでは、鉄ちゃんの体重が重い(苦笑)のはともかく、背丈が薫兄が一番ノッポなんですよねw しかし、それ以上に、長岡アナの背丈が…意外に大きいこと。ちなみに薫兄は173cm(by:本人公言w)あるんだが、オイラの目測で薫兄を“基準”にして見ると、白川アナと鉄ちゃん、そして長岡アナがほぼ“同サイズ”で、樋口アナが一番“ミニマム”、そして高橋アナはその“中間”といった感じです。(て事は、白川アナと薫兄は、ほぼ同じサイズの服が使える…と“〆( ̄  ̄*) メモメモ…。)
閑話休題トークショーは時間の都合上、昼休みと最終レース終了後の2回に分けて行われたんだが、昼休みの回では、前半3レースを担当する樋口アナと薫兄、鉄ちゃんの三人の実況エピソードが中心となって繰り広げられました。ただ…司会進行は鈴木淑子女史の担当のハズなのに、途中から長岡アナが仕切る仕切るw というのも、実は今回の企画でノリノリだったのは、他ならぬ長岡アナ自身だったらしく、特に鉄ちゃんの話になると、途端に過去の“黒歴史”を語り始めておりましたw(実は鉄ちゃん、学生時代にバイトと称してラジオたんぱのブースに出入りしてた経験があり、また、長岡アナの“追っかけ”でもあった為、ちょくちょく実況の感想や苦言を寄越してたらしい…その話に及ぶと、鉄ちゃん自身、ケラケラ笑ってましたがw)また、薫兄の実況技術の関する話は、本当に興味深いモノがありました。あの鋭い“マシンガン実況”の裏には、レースの流れを如何にしてリスナーに伝えるか、そして如何にして言葉で再現するかを研究した結果、一分間に1000文字以上の早口になったとか…ここでも長岡アナのツッコミ(?)で、「よく滑舌が回るヤツだなぁ…」と、感心してたんだとか。ちなみにこの話については、シンちゃんのTwitterアカウント(@Shin_GQ)でもちょこっとだけ、紹介してますw
さて、実況の方ですが、馬場入場のトコから実況担当するアナ達がマイクを握り、場内アナウンスする直前の姿がターフビジョンに映し出され、旧来の入場曲(白馬のギャロップパドックマーチ・クロマティックマーチ)に合わせる格好での紹介、そしてレース実況前に簡単な自己紹介ビデオが流れ…っと、ここでトラブル。実は8レース担当の薫兄紹介ビデオで、音声がまったく場内に流れないというハプニングが発生しましたw (ま、言ってる内容としては、察しがつくんだが…)それにしても、画面に映し出された薫兄の実況前の姿…現役時代の気合いが入りまくってる状態(オイラは勝手に“オグリキャップモード”って呼んでるw)と似てたんで、軽くときめきましたよw
さて…全員の実況の感想ですが、樋口アナは、とても年齢が74歳とは思えない、若々しい感じの声で、ちょっと危なっかしい実況(馬名が出ない、展開で噛む等)でしたが、最前線から長い間離れていた事を考慮すれば、むしろ上手い方です。ちゃんとレース感のある実況でした。で、薫兄ですが、現役時ほどでないとはいえ、相変わらずのマシンガンスタイルの実況は、本当にスピード感があり見応えある実況だと、オイラは認識してますw(コレで馴れているからねぇw)で、鉄ちゃんの実況ですが…薫兄の後で聞くと、なんか凄く“重たい”感じがする…だけどそれは、重心が低い感じで、最後の末脚を捉える為のテクニック…といった感じでしょうか。決して下手な訳ではないですが、きよぽんの“華やかさ”を真似ようとして無茶してる感があったのは、否めないなぁ…とw 長岡アナの実況は…いや、普通に場内放送として聞く分においては、現役のラジニケの連中より遥かに上手いです。ただ…実は馬券を購入して実況されてたらしく、かなり感情移入が…w だけど、そこんトコを踏まえた上で聞くと、そんな事を思わせない、まさに“ポーカーフェイス”な実況でした。で、メインの高橋アナの実況ですが…敢えて言うなら、メインである事を意識し過ぎて、かなりカチコチになってました。また、やはりFNS系の実況アナにありがちな悪癖…いわゆるきよぽんの“劣化コピー”な部分がちらほらと…ま、鉄ちゃんがアレですから、それはそれで仕方ない事でw 最後の白川アナは、やっぱつい最近…といっても5年ほど前までの話ですが、実際に場内実況をやっていた分、なんかしっくり来る実況でしたね。長岡アナと共通してる部分だろうと思うんですが、オイラ的に何となく、自分達より若くしてこの世を去った、広瀬アナを意識してた様な気がしました。プロとしての高い意識、そして、如何にファンの知りたがっている情報を簡潔に、そして的確に実況しようと努力した姿を、よく知っていた二人ですから、必然的にそうなるのかもしれません。そこんトコは、薫兄にも言えてたんですが…
さて、全レース終了後のトークショーですが、
あれ…関西組は?この写真を見て、おや…っと思った方、実は薫兄と鉄ちゃんは、大阪へ帰る飛行機の都合で、トークの途中で退場したんですよねぇ…そん時に薫兄が言ってたんだが、関西にいると福島の惨状がどういう状況なのか、まったく知らない…そうなんですよね。被災地以外の人間にとって、現場がどういう状況なのかを知る術は、現場に行かない限り、皆無に等しいんです。マスコミの情報すら、結構アテになりませんし、むしろ部外者の感情論ばかりが先走り、肝心の地元の声が聞こえない…今年、いわきサンシャインマラソンに出走した薫兄らしい“参加理由”がそこにありました。鉄ちゃんも鉄ちゃんで、父親の影響で福島…特に会津地方に関心があって、一度は訪れたい場所だったと言ってました。だからこそ、今回の話が出た時、むしろ進んで参加表明をした…というのが本音の様でした。ちなみに関東組はというと…何度も通ううちに知り合いが増えて、今日のイベント終了後には、福島市内で打ち上げと称して知り合いと飲む約束をしてたとかw(特に白川アナ)ただ…長岡アナは、母方の実家が岩手県大船渡にあったらしく、それが全部津波で流されてしまった…という悲しみを乗り越えて、何らかのカタチでの復興を手伝いたいという意志で参加を決めたんだとか。そして高橋アナは地元の代表として、古くから官民一体で支えてきた、福島での競馬の歴史を、これからも築いていく為の礎として参加を表明した…各々に、それぞれが思う気持ちがあって、復興道半ばな福島に集い、その思いをレース実況に込めてやっていた姿は、本当に輝いていました。また、実際に楽しかった様で、レース終了後、みんな笑顔で互いの健闘を讃えていました。Twitterでも書いたが、あの姿を見て、そして競馬が取り巻く環境の悪化が激しさを増す中で、それを守れる存在になりたい…そう思わずにいられないほど、今回のイベントは、見に行く価値のあるモノでした。



おまけwこの日の為に作ったスタバのイラストwスタバのプラタンブラーに仕込んでおいた、今回のイベントへの意気込みをパロった(?!)イラスト。ニコ静に投稿したヤツのアレンジ版ですw もしリクエストがありましたら、今度プラタンブラー専用イラストとして、こっちに公開します。