迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

何故、兄ポッポは民主党を去らなければならなかったのか?

タイトルとカテゴリータグでお気付きの方、挙手w そうです、衆院選を前に鳩山由紀夫元総理が政界を去る事を宣言したんだが、どうしてそうなったかの経緯を言う前に、そういう“前例”は、政治を常にチェックしている学会員なら誰でもわかる範疇。むしろマスコミは、こんな“今更論”を、さも前例なきクーデターの如く取扱ってたりする訳だが、そもそも、政権交代後に兄ポッポが何をやらかしたか、そして、何でこういう事になったのかを、オイラなりに解説していこうと思う。ま、あくまでオイラの邪推であって、それを信じるかどうかは勝手だが…w

まず、民主党そのものは、その基盤となっているのは労組系の民社党(アホ菅が党首)がベースにあり、そこに日本新党(細川の護ちゃんが党首)や様々なミニ政党が寄り集まり、更に自民党で卯建つの上がらんかった連中が、特に汚沢を中心としたグループが合流し、一時は公明党も合流して“新進党”として活動してたのが、公明党が“一抜けたw”した後に改名したのが、現存の民主党となる訳である。(公明党が抜けた理由は、汚沢との意見が合わなくなった事と、政治家の綱紀粛正が全然できていない事による憤懣から。言い方変えれば、支持母体の創価学会を、他の宗教団体同様に、単なる票田としてしか見てなかった連中が多かったため。)つまり、この時点で既に、民主党は本来あるべき姿…既存の自民党政権下路線と違う政策を掲げ、行政の暴走を食い止める役目を“放棄”して、むしろ“第二の自民党”へと変貌してしまった訳である。逆に、自民党公明党を“味方”につけた理由は、過去の悪業は全て、それを指摘してくれる存在がいなかった事に対する反省であって、本来なら“手を結びたくない相手”である事には変わりないw しかし、的確に間違いと指摘し、向かうべき方向性を示している相手として、選ばざる得なかった事を踏まえると、それだけ自民党の連中にも、党の存続…否、自分自身が政治家として、票田の支持者への信頼関係を潰される危機感を持っていたからこそであり、ある意味“良薬口に苦し”状態と言える訳である。それが我慢できなかったのが、今の民主党の混乱状況とも言える訳である。
さて、創価学会という“厄介者”を駆逐できた民主党は、更に追い打ちを掛ける様に、大手マスコミをも懐柔して、より一層の“アンチ創価”を打ち出し、それによる影響力の御旗として汚沢を中心に据えた…これによって、3年前に政権を自公から奪取する事に成功した…のだが、ここで一番の“失敗”をやらかすのである。そう、汚沢を代表に据えておきながら、総理候補として担ぎ上げたのが、兄ポッポである。ここで気付いて欲しいのだが、民主党はこの時、世襲議員を批判しておきながら、担ぎ上げた候補者は、どう見ても世襲議員…それも祖父に総理経験者を持つ者を据えたのである。この時点で、既に汚沢としては“院政”をせんが為にその方向へ向かわせたんだが、コレが“余計な疑惑”を炙り出す原因となる。そう、ついこないだ無罪が確定した“汚職疑惑”である。(ま、上手く証拠隠滅した上に、最高裁までも買収したんだろうと疑ってますけどね、こっちはw)これが“原因”で、翌年の参院選でボコ負けして、居辛くなった汚沢は、その所在を追われる事になる。そして、参院選での敗北の責任を取らされる格好で、その座を引き摺り下ろされた。
ここまでなら民主党にとってもそんなダメージにもならなかったのだが、ある意味トドメになったのは、去年の東日本大震災福島第一原発事故である。よく似たケースは、実はこれより16年前の阪神・淡路大震災の時の自社さ連立が、その対応のマズさが引き金となって、大崩壊したアレである。今回も民主党中心と言えど、そこには社民党国民新党が連立の相手である。但し、ここで気付いて欲しいのだが、この組み合わせには、共通する思想がある…ま、そこはここでの話から外れるんで伏せておくが、一言でいえば、格好付けようとした事が、全部“裏目”に出た事である。まして、今の原発規制委員のメンツを見てもわかるが、殆どがただ単純に、しかも感情論で即時の原発廃炉を訴える連中ばかりである。忘れては困るが、廃炉にするには、使用済み核燃料の最終処分をどうするか、そこんトコを論じない限り、そしてそれをキチンと決めていない限り、同じ悲劇が繰り返される事になる。(ただでさえチェルノブイリ原発の核燃料を安全に処分する方法が全然見つからないのに…w)そう、このままでは福島県そのものが、他の原発の“最終処分場”扱いになりかねない。
閑話休題、つまり、この責任を菅直人前総理は、ある意味投げ出した…ここまで言えば、何で野田総理がマスコミによって“独裁者”に作り替えられたか、その経緯を察する事ができるだろう。言ってみれば、自分の“責任”を投げ出した人が、図々しい顔で党内にいる事が許せなかったからこそ、ああいう“暴挙”(執行部を無視して勝手に解散時期をブチ挙げ、しかも誓約書にサインしないと公認しないという行動)に出たのであって、それが自分で理解できないから、自らが作った組織から“追放”という憂き目の遭うのである。(アホ菅が残るのは、その責任の重さを自覚してないからだと思うw)
同じ穴の狢…と言えば失礼かもしれないが、河村たかし名古屋市長と手を結んだ亀井静香もまた然り…コレも国民新党を作ったのに、その組織を信用してた仲間に乗っ取られた挙げ句、追放された経緯も、ここら辺に近い傾向がある。彼もまた、とある慈善団体の活動を妬み、それをカルト呼ばわりして見下し、まるで自分自身を王様と勘違いして政治に携わるから、結果として多くの国民の信頼を失い、そして仲間内に裏切られたのである。本物じゃないのに、まるで“自分こそが正義だ”と自惚れた結果、本物の“正義”の前に打ち破られた…ま、この人も、自分自身の“立場”が理解できないまま迷走してるのであって、ある意味憐れな存在である。
民主党国民新党も、生き残りたいばかりに“創立者”を切り捨てる暴挙に出たが、当の本人がその事に気付かず怨み節を言ってる時点で、本人も、そして政党も“終わってる”訳であり、そこから有権者の信頼を取り戻そうとすれば、それこそ公明党以上の仕事をせねばならない…だが、こんな彼らにできるハズがない。もし、本当にそれができているのならば、ここまで日中関係・日韓関係がグダグダになる事もなかったし、沖縄の基地問題も、ここまでややこしくなる事もなかったと思う。もちろん、大手マスコミが持ち上げている“第三極”と称される政党も、こういった過去の実例を他人事にしてる様では、単なる“看板倒れ”になる可能性がある。むしろ、期待されている以上の活動をやらない以上、国民は政治を、そして国そのものを信用しなくなる。それぐらい、国政を担うという事は、本気で“命懸け”の仕事である…その職務の厳しさを避けて、“議員”という名の地位に縋ろうとする事こそ、ホームレス以上に惨めで汚い存在である。自分の責任を自覚し、それ故の行動をやってる人をバカにした以上、自分の失敗に言い訳したり、責任を他人に擦り付けようとしてはいけない。それを結局、野田総理は最後に“やっちまった”訳であるから、もう民主党は、そこを抜けた連中が作った派生政党もろとも潰さなければならない。それが、今回の衆院選で、国民が示すべき“態度”ではないでしょうか。(投票を放棄するよりも、白票でも良いから一票を投じる事が、この選挙での戦いです!!)