迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

開店前だが…他事掻論番外編w 〜さて、衆院選が終わった訳だが…〜

マーティ(以下テ):なんか、世間ではバタバタしてた様ですが、皆さん、風邪とか大丈夫でしょうか?ちなみにマスターはというと…
(※※ (≧д≦*)ケホッケホッ)
↑ごらんの通り、選挙の投票立会人の仕事をやり遂げた安堵感から体調を崩され、風邪を引いてますw
(Σ(oдО;|||)ちょ、マーティ…そこはバラしちゃダメっしょ…※※ (≧д≦*)ケホッケホッ)
ま、あんまし、無理をなさらないでください、マスター…さて、ボクがメインでしゃべってるという事は、もうお解りですよね?そうです、今年も“It's Me Cafe"が“開店”しますよ…ま、今回も途中で有馬記念の予想大会が入るんで、きょうからスタートなんですが…
チルト(以下筑):こんばんは…おっと、今週からマーティが進行役だったな。
テ:あの…大阪人にアリがちな開店前に来るの、やめてくれます?
筑:いやなに…昨日マスター殿が寝込まれたんで、今回の衆院選総括ができなかったんだ。悪いが、ブラックコーヒー、頼めるか?
テ:豆はブルマン?それともモカ
筑:グアテマラで…

エルハ(以下エ):あら…もうお客様がいらっしゃったの?
テ:チルトさんが、こないだの衆院選の話をしたいって言うからさ…
エ:そうね…今回、年末の慌ただしい時期に投票となった訳だけど、結果は“元の木阿弥”になった…そう、チルトさんは思うんでしょ?
筑:うむ…政権交代を成し遂げたハズなのに、結局は何も良い事がなかった…そう思われた有権者が多く、投票率も過去最低の59.3%だった。前回の“民主党政権移行”の起動力となった2009年の時より、約10ポイントも下落している。
エ:今回は震災後の原発のあり方や消費税率引き上げなどの争点があったけど…何がいけなかったのかしら?
テ:ま、一番の要因は“解散時期”だね。師走のただでさえ忙しい時期なのに、衆院選をやる事自体、そもそもとして投票率を下げる事に…
筑:それは一概には言えないな。ただ…今回の選挙の争点そのものが、いわゆる“第三極”乱立による混乱が拍車を掛けてる部分もあるな。あと…これは特に福島県の“事情”を考えればわかるが、いわゆる“県外避難者”が本来の選挙区に戻れず、しかも不在者投票制度を、殆どの人が知らなかった事も大きいかもしれんな。一応、期間限定で選挙のやり方を公開したんだが、今後の事も考え、不在者投票について、もう一度“おさらい”をしておきたい。
テ:国政選挙において、公示日3ヶ月前までに戸籍の移動が済んでいない、あるいは今回の様な災害で、止む負えず本籍地から離れざる得なかった人、または、仕事や諸般の事情で3ヶ月以上日本を離れている場合は、該当自治体の選管、あるいは各国にある日本領事館で投票の意思がある事を事前に知らせておけば、不在者投票として参加する事が可能…でしたっけ?
筑:基本的な事は、これを見てもらうとして、マスター殿が経験したケースについて…選挙区外に在住している登録有権者(自治体に戸籍がある者)が、事前に不在者投票の申請を出していたが、急遽仕事の都合で当該選挙区に戻って 期日前投票を行おうとしたが、不在者投票用の封筒と行き違えた為に、選管の判断で投票を断った…というのがある。これは公選法の規定で、不在者(選挙区外での代替)投票の封筒が手元にある場合、それを該当する選管に返却する事で期日前投票が可能となるのだが、諸般の事情で確認作業や発送手続きにモタつくと、有権者が投票したくても“できない”というケースも出てくるんだ。
テ:え、そんな事があったんですか?マスター…
(ああ、そうなんだ…たまたま出張で自宅に帰ってやろうと思ったら、不在者用の封筒を持ってこなかった…というより、出発までに届いてなかったらしいんだ。)
それは殺生な話ですね…
エ:そういえば、報道によると、一部の選管では投票日当日に、管理人が寝坊して開始時刻が大幅に遅れたとか、比例区と選挙区の投票用紙を間違えて発給したとか…そういったトラブルもあった様ね。
筑:うむ…政治家や官僚の職務怠慢はともかく、選管自身がこういう怠惰な状況では、有権者をバカにしてる様なモノだ。もちろん、こういった例はごく一部で、しかも氷山の一角ではあるが…現行の公選法そのものも、本来なら抜本的な見直しをしなくてはならない時期に来てるのだろう。
テ:あと…よく言われる“一票の格差”についてですが、これも、選挙終了後に各地の弁護士が“選挙無効”を訴えてますね。
筑:今回の選挙は、議席改定以前でのルールでやってるから、事実上の“無効”を言ってる訳だが…根本的に、都会と田舎で人口比率が違うのに、一票の格差云々は、違憲であってもある意味仕方ない話だと思うな。マスター殿もおっしゃってるが、田舎の民意ばかり反映されている様に思われるのは、一票の格差ではなく都会の者が投票に“行かない”事が全てであり、また、僻地の場合は交通インフラが整備されていない分、投票所との距離があり過ぎて、なかなか“行けない”という現実がある。マスター殿が住んでいる地域でも、コミュニティ(自治体委託)バスの本数すら限られている上に、最寄バス停から会場まで距離があると、当然、クルマを持たない高齢者にとって投票に行きたくても会場まで“行けない”というジレンマに落とされる。また、路線がない地域では、ますます動けない…そういった者の為に、郵便やインターネットでの投票を認めるべきなんだが、現状では、諸般の事情でそういった事すら許されてない。
エ:そうですわね…ただ、インターネットだと、選挙資格のない未成年者や外国籍の人でも投票する事が懸念されるから、現時点では“不可”って事でしょ?
テ:郵送投票でも、身障者や自力での移動ができない人に限ってですし、代筆も、当該者が自ら申請を出さなければならない…というルールですしね…
筑:これでも、いわゆる“規制緩和”で緩んだ方なんだ。以前の不在者投票の際は、宣誓書と印鑑(実印)が必要だったからな。しかも理由付けが旅行や仕事では認められないケースも多々あったからな。
テ:格差云々よりも、一番の理由がこれじゃないんでしょうかね。
エ:もっと言えば、それに胡座をかいた行政も、職務怠慢だったと言えるわね。
筑:しかし…一番の原因は、日本人自身がそれを“良し”として無視し続けた事にある。選挙結果として自民大勝も、本質的にいえば、有権者の不信感が招いた答えだと思うな。それと、民衆と政治が乖離してる最大の原因が、民衆…否、有権者一人ひとりが参政権がある事の有難味と、重要性を忘れた事にあると思うな。その“責任”は非常に重い…今までの政策が全て空回りだったのも、そして、外交や経済についても、見えていない部分で官僚が苦労し政治家が話を付けてきて成り立っていたモノを、マスコミ自身が何も検証せずに批判した事も、この結果をもたらす要因になってる。こう考えると、私が生前時に番組や紙面で訴えてきた事が、如何に浅はかな考えだったか、思い知らされるよ。
テ:ボクらは既に鬼籍の者だから、直接的な感覚では、どうする事もできないけど、マスターを通じてなら、言いたい事全て言える…だからこそ、現代を生きる人…特にこれからの社会を担っていく子供達に対して、できる限り“真実”を教えていく義務がある。そう思うから、ボクらはマスターの下に集い、このブログを通じて訴えるんです。
エ:たとえ時計の針を過去に戻せても、同じ過ちを繰り返さない為に、そして、これ以上故郷を廃れさせない為にも、わたし達にできる事…それが、このブログでの活動意義なのね。
テ:そうさ…だからこそ、次の選挙…来年夏の参院選までにもう一度、選挙のあり方や有権者が本気で国政を考えられる様になるか、ボクらなりに活動していきましょう。
筑:そうだな…邪魔したな。コーヒー、久々に美味かったよ。