深夜食堂“FLAT RIVER”2013 四皿目w

マーグ(以下グ):いやぁ…参ったな、首都圏でドカ雪降って、しかも凍結しちまったって、いつ以来の話だ？
マーティ(以下テ):昨日の爆弾低気圧通過による雪の被害は、これまでに茨城県と長野県で2人死亡、首都圏を中心におよそ1500人ほど怪我人が出てますね。東京で5cm以上の積雪を観測したのは2006年以来という事ですから、7年振りの“氷漬け”って事になりますねw
グ:ま、交通機関にも相当な影響が出てる様だし、明日は更に冷え込むってことらしいから、路面と水道管の凍結は、気をつけた方が良いぜ。
テ:道路に関してはともかく、水道管は、断熱材を巻いてある場合はともかく、野外等では、完全に蛇口を閉めずに、1時間に一合(およそ180ml)程の速度に調整して、水を流したままにしておきましょう。水道代がもったいないからと言って、この時期に完全に水の流れを止めると、却って水道管が凍結して、破裂する恐れがありますよ。
グ:もちろん、凍結してるからと言って、熱湯を水道管に掛けるなんて、危険極まりねぇぞw 急激な温度差は、金属製の水道管を壊すのに、手間掛からねぇけど、水道がしばらく使えなくなるぞ。

チルト(以下筑):邪魔するよ…九州でも北部の山奥ならともかく、鹿児島や宮崎、温泉地の近くなら滅多な事では凍結しないからなぁ。
ギィ(以下ギ):おや、こんな所にいい感じの大衆食堂が…
グ:い゛Σ((◯厳◯; )…チ、チルトが、二人…だと?!
筑:なにを寝ぼけている、マーグ!! 私は私だ。
テ:┐(´政｀;)┌ ぱっと目が似てるからって、いくらなんでもチルトさんとギィさんの違いがわからないって、失礼ですよ、マーグw
筑:ん？そういえば…これは初めましてでしたな、ギィ殿。
ギ:お、アンタがチルトか…確かに、“生前さん”は僕同様に白髪頭ではあったけど、分野が違うしやなぁ、まして私は関西弁使いやし、ギャンブルも好きや。ある意味、正反対な存在や。
筑:そうでしたな…しかし、憂国の思いは、あなたもお持ちであった。立場的に、私は左翼的な考えだが、ギィ殿はどちらかといえば…
ギ:いやいや…僕はただ、関西の下町風情を純粋に見続けてきたの作家です。そこに左や右やという感情は、無粋な話とちゃいますか？　
筑:…っと、これは、ちょっと手痛い指摘ですね。
ギ:“国を思う”というたかて、その感情は人さまざまや。アンタみたいに、社会共産制の枠組みをヨシとする人もおれば、その真逆の民主的共和制度を取り入れるべきやという人もおる。そやけど、それ“だけ”やったら、結局は失敗するんと違うか？一番救済されるべきは、底辺でも裕福なモンでもない。そこに携わる全てのモンが、各々の立場でやれる事を、それこそ一生懸命にやる事やないかな。僕は、そう思たからこそ、メディアに出る機会があれば、そういう事を論じる場として引き受けたんや。
グ:…っと、失礼ながら、今回は何がいいか？チルトは、辛子蓮根があるが、そっちは…
テ:ギィさん、なにか肴を作りましょうか？
ギ:おっと…そうだった。なら、だし巻き卵を頼めるか？それと、焼酎のお湯割。
テ:いくつか種類がありますが…
筑:なら、いいちこを指名させてもらうよ。もちろん、私もお湯割で。
グ:へいへい…つ＝旦旦
筑:お、用意周到だな。
ギ:焼酎もウィスキーも、基本は麦を使った蒸留酒。もちろん、焼酎には芋や胡麻、米を使って作るのもあるし、ウィスキーもとうもろこしやライ麦を使う種類もある。そやけど、決定的な違いは、その熟成方法や。だが、飲み方に関していえば、ほぼ同じ飲み方ができる。そういう意味では、万能なスピリッツと言えよう。
筑:酒の話は、“Shin's Bar"の方が専門的だし、そっちの方が相応しいんだが…
テ:いえいえ…今回は、栄養面や適切な摂取法等がメインであって、お酒そのものの話じゃないから、大丈夫ですよ。
グ:ほい、辛子蓮根とだし巻き卵。どっちも見た目が黄色いから、間違えんなよw
筑:いや、そこは匂いでわかるよw
テ:焼酎に限らず、スピリッツ系酒類は、アルコール度数が高い分、殆どプリン体を含んでいません。ですから、お湯割やチューハイみたいに、水や炭酸水といった“割り材”で薄めてから飲む方が、一番安全な飲み方といえます。但し、糖分の多いジュースや、他のアルコール類と飲むのは、逆に危険ですから、ご注意ください。
筑:そういう意味では、東京の居酒屋ではよく見るホッピーも、低プリン体アルコール飲料のひとつだな。
テ:マスター曰く、結構悪酔いするらしいんですが…
(いや…マジで油断して飲んだら、ひっくり返ったからなぁ…w)