迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

臨時営業、Shin's Bar へようこそ…

シン(以下シ):競馬ファンの皆様、こんばんは。え?いつもなら命日企画か“炎十”企画の時だけしかやってないのに…と思われた方も多いでしょうが、今回は衝撃的な引退のニュースが飛び込んで来たので、競馬に造詣の深い方々をお招きして、トークを展開しようという事で、臨時営業させていただきます。
ギィ(以下ギ):こんばんは…酒が飲める事と、競馬談義で盛り上がれるという事で、参加させてもらいます。
ノブ(以下ノ):まいど、ノブさんやで…
ヤッシー(以下ヤ):おはこんばん…で、シン、何があったってんだ?
オグりん(以下栗):ブルヒーン…あのね、ボクちんが笠松時代にお世話になった騎手が、明日付けて中央の騎手免許を返上して、引退する事になったんだお。
ヤ:え…アンカツさんが?
ギ:そうらしいな。公式でも公表されている通り、自分の思う様な騎乗スタイルができない…という事や。

ノ:衝撃的やったのは、地方競馬との交流が事実上開放された時に、ライデンリーダー牝馬クラシックに殴り込みを掛けた事やな。あれで一躍、地方競馬の騎手のレベルの高さと、地方故の厳しい現実が、広く一般にも知れ渡ったんや。
ヤ:言えてるなぁ…アレがなかったら、アンカツも中央の騎手免許を取得しようと思わなかっただろうし…
ギ:いや…元々、中央の騎手になりたぁて、何度か挑戦しとったんやけど、筆記の一次試験で尽く落ちとったんや。しかし、2003年の規定改正で、5年間に中央での成績が30勝以上を2年以上ある場合は、一次試験を免除するという、いわゆる“アンカツルール”が設定され、それで42歳で中央デビューを果たしたんや。
ノ:現在は、この規定が廃止され、どんなに地方で著名な騎手でも、筆記試験は受けなアカン様になってもうたけどな。
栗:でもでも、アンカツさんが活躍したからこそ、他の地区でくすぶってた地方の騎手…有名ドコだと兵庫県競馬組合小牧太と岩田康成、南関の内田博幸がこの規定を利用して、中央へ転籍したんだお。
シ:そうですね…特に岩田騎手の場合、地方在籍のままでG1(菊花賞:デルタブルース)を勝ってますし、ウチパクも2007年のNHKマイルC(ピンクカメオ)での勝利は、南関在籍時の話ですからね。
ギ:とは言え、引退後の予定が立っていないという事やねんけど…多分しばらくの間は、笠松や名古屋(ドンコ)あたりでのトークイベントや、中央競馬の中継でも、G1時はゲスト解説者としての需要があるから、そこそこ生活に困る事はないやろうな。
ヤ:それと…岡部幸雄みたいに、JRAのアドバイザリースタッフという位置付けでの活動も考えられるな。
ノ:そやけど、それやったらむしろ、笠松競馬の存続の為に、岐阜県内の各地を走り回る事になると思うで。
栗:それはボクちんも、そう思うなぁ…
シ:しかし…大概、騎手をやめて、競馬サークルに留まろうと思えば、怪しい予想屋稼業かフリーの記者、厩舎関係者…特に厩務員や調教助手ぐらいしか思いつかないなぁ。他に手に職がある場合だと、馬装具や革製品の職人とか…
栗:う〜ん…タレント業ってのはないの?
ノ:それは、ユタカみたいに元々トークセンスがある者や、そっち方面での素養があるモンでないと難しい話やで。
ギ:需要があるなら、そういう事も考えられるんやろうけど…これは、本当に難しい話やな。年齢的な事を考えても、また、調教師試験を受けるとなると、今からでは遅いぐらいやしなぁ…特に長年、騎手として活動しとると、ハンデが大き過ぎる。未だ、40代前半ならともかく、50歳過ぎるとなぁ…
ヤ:けど…受けて合格してる人もいるから、一概には言えないでしょ?
ギ:ん…そりゃ、そうなんだが…
ノ:小島貞夫調教師みたいに…って事も考えられるって事やろ?
ギ:そうそう…調教師になれたから言うても、実質は厩舎という事業所の“経営者”扱いやさかい、人間関係や金銭のトラブルが積み重なると、どないもできない状況に追い込まれる事もある。騎手なら、そこは騎乗依頼の増減に係る事やけど、厩舎運営は言わば、企業経営というマネジメントの仕事でもあるから、体育会系のノリでは、上手く運営する事は不可能な部分や。
ノ:確か、岡部騎手も引退する際に、厩舎運営には興味がないから…って事で、調教師試験を受けてなかったんや。
シ:だとすると、恐らく、広報の仕事をメインにしたカタチになるでしょうね。しかし、だからと言って、すぐに仕事が見つかる訳でもないし…
ヤ:だから、マスコミ…特に競馬中継をやっている放送局での需要があるなら、そっち方面の仕事を斡旋してやるのが良いんじゃないかな。かつて、須貝四郎ってのがいてだな、コレが、僕がやってた競馬中継で解説や予想をやってたんだよなぁ…
ノ:エラい懐かしい名前出すなぁw 彼は騎手をやめてから職を転々としてて、それで兄貴の彦三調教師の紹介で、テレビに出る様になったんや。あ、ちなみに、尚介調教師は彦三はんの息子やで。
シ:ま、なんか話があらぬ方向へ行ってる様なんで、そろそろ今回のお酒を…新しい人生の出発と、一線を退く勇姿に敬意を込めて、また、皆さんが競馬好きである事を考慮し、特別にブラントンをご用意させていただきました。
ギ:ほう、シングルバレルバーボンの至宝か…では私はロックで。
ヤ:僕はミントジュレップ…バーボン特有のクセは、ミントや柑橘類と相性が良いからね。
ノ:ほな、ボクはこの時期らしくホットで。
栗:え〜っと、ボクちんは…
シ:酔っぱらって、暴れられると困るんで、バーモントソーダ、用意しましたw
栗:あ、やっぱそうなるのね…