迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

純喫茶 It's Me cafe 2013 四杯目

マーティ(以下テ):今日は冬日和で、結構穏やかだったんですが、これから年末年始に掛けて、相当冷え込む予報が出てます。体調面は充分ご注意ください。
エルハ(以下エ):昨日は冬至だった事もあって、南瓜や柚子を使ったお料理やスイーツを召し上がった方も多いのではないでしょうか。
テ:あ、そういえばそうだったなw 欧米では、ジンジャークッキーが定番かと思うけど。
エ:この季節ならではの話をすれば、柚子茶が一時期流行ったわよね。あれ、非常に簡単な方法だと、柚子の果汁と蜂蜜をお湯で割るだけでもできるのよ。柚子が手に入らない時は、オレンジマーマレードを熱湯で割れば良いの。その時に、グレープフルーツやスウィーティーの果汁を加えても、美味しいのができるわよ。
テ:ま、マスターの場合は、柑橘系のアレルギーがあるみたいだから、飲むのは控えてるらしいんだけど…
(昔、グレープフルーツの果汁入りジュースで、炎症起こしてる喉が悪化した事があるのよねw)
エ:あら…それは厄介ですわね。

(カランコロン…)
チルト(以下筑):邪魔をするよ。今日は奈良・月ヶ瀬産のお茶で何か淹れてくれないか?
エ:そうですわね…では、粉末茶を使ったグリーンラテでも作りましょう。
アッシュ(以下ア):あ、オレは普通にコーヒー、ブラックで。
テ:なら、今日はミディアムローストで仕上げたハイマウンテン(ジャマイカ)にしときましょう。
筑:ん?アメリカンコーヒーを頼んだ訳じゃないのに、それってどうなんだ?
ア:いや…それで正解なんだよ。普通の喫茶店で使うコーヒーの焙煎は、シティローストってヤツで、ミディアムよりも濃いめに焙煎されたヤツ。昨今のエスプレッソ(スチームカフェラテ)ブームの影響で、フレンチローストやイタリアンローストといった深煎り豆を使うトコが増えて、普通にブラックを頼んでも、ストレートでは飲めない代物が増えた事もあって、コーヒー専門店を謳っている喫茶店でも、ワザと普通のコーヒーをお湯割した“ミストコーヒー”を“アメリカン”として提供するトコもある程なんだよ。オレは、ストレートで飲みたい訳だし、作り置きをしない喫茶店でないと、客の好みに合わせたコーヒーを提供できないんだよ。第一、ミストにする水が悪いと、深煎り豆のクドさが余計に目立つしな。
テ:もちろん、淹れ方によっても味が変わりますし、向き不向きがありますからね。
筑:なるほど…
エ:グリーンラテ、お待たせしました。
筑:抹茶と違って、そんなに濃い味じゃないから、結構ガブ飲みできるのが、普通の煎茶を粉末化したヤツの特徴だな。
テ:いやいや…普通の粉末煎茶でも、キチンと撹拌すれば、抹茶以上に泡立つし、濃いめの味になる場合もありますよ。
ア:ま、抹茶は碾茶を臼挽きして作るから、似て非なる代物だが…
エ:でも、熱湯でも作れる事や、お菓子作りに使うには、コスパ的に、抹茶を使うよりも、煎茶の粉末を使った方が、かなり安上がりですわよ。
ア:しかし、それ故に、残留農薬が気になる…とはいえ、茶葉を食すのであれば、粉末状にした方が使い勝手も良いし、無駄がないよな。
筑:こう考えてみると、本当に食の安全を考慮した農作物を作る事に対し、消費者である我々自身が、余りにも農家の苦労を知らずに無茶な事を言ってる事に気付かされるな。
テ:コーヒーやチョコの原料であるカカオでもそうですが、安価なモノとして供給されている裏側で、生産者がどれだけ犠牲になっているか…そこを踏まえた上で、国際的な農作物の取引をすべきなのに、そういう事は、一切論じられていない。
筑:うむ…確かに、TPP問題にしても、農業大国とされる国々が、交渉相手国の農家を苦しめる様な取引を強引にやっている事は、由々しき問題なのに、消費者的な観点で見ると、むしろ輸入食材の方が国産よりも安いからと重宝がる事自体、本末転倒な話だな。
ア:地域毎の気候や地質的な背景を考えると、それ故の得手不得手があって、そこで勝負すべきを捨ててるから、ややこしくなる。露地栽培に適応しない農作物も、ハウスによる温度管理や、土壌のph度を無理矢理調整して栽培する技術ができた事で、いろんな弊害が出ている事に気付かない事が、一番危険な事だと思うな。
筑:食糧問題の一番の原因が、結局、消費者の我侭による…というのが、何かの皮肉かもしれんな。