迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

プロバイダ勧誘は怪しむべし。

この年末、某マイナー系プロバイダが電話勧誘してきて、一応契約をして使ってみようと思ったら、色々と“欠陥”が見つかり、元のプロバイダの設定に戻して、解約した。(その代償で、アホみたいな違約金を払わないといけなくなったが…)どうもこの手の商法に、オイラや旦那は弱い様で、ちょっとでもインターネットの利用料金が安くなれば…と思うあまりに、ある意味“甘い話”に引っかかる様であるw しかし、なんでそういうことになるのか?
特に、CATVや電力会社系の光回線が未通の僻地では、どうしてもフレッツ一択な上に、プロバイダは“別契約”になりやすいため、結構こういう詐欺まがいな勧誘がある様で、解約の電話を入れた場合でも、その理由が相手側にある可能性があっても、それを認めようとしない。つまり、相手は違約金で商売をやってるようなモンであって、インターネットに無知な顧客は、それをホイホイやってしまう訳である。ま、ぶっちゃけ、年末のクソ忙しい時に電話勧誘してくること自体、本当は怪しむべきだったのだろうけどw
オイラの経験上、大手のプロバイダは、契約時の書類を送付する際に、必ずルーターのセットアップに必要なデータ(IPアドレスDNSサーバ等)も、書面で送付する。つまり、本来はそれがインターネット上の“住所”となり得る部分であり、そこをキチンと提示していないトコは、たとえプロバイダのサーバーが正常に機能してても、ユーザーのルーターが認識しない以上、インターネットが接続できない。言い方を変えれば、住所変更の手続きをしながら、その肝心の住所を送付しない時点でお察しである。逆を言えば、万が一の事を考えて、大手では書面というアナログな備忘書を、契約者(エンドユーザー)に送付して、手動での操作を行える様にしてるのに対し、電話勧誘をするようなトコは、すべて“自動で変更できる”と言い張って、肝心な情報を書面で送付しない。そこの部分が問題であって、大手と違って、変更作業を遠隔操作してる時点で、本当はメアドや個人情報を抜き出すことがメインではないかと疑わざる得ない。
もちろん、大手であっても、タブレットの操作手順や大雑把な設定の遠隔操作をしてるんで、一概には言えないトコなんだが、プロバイダの変更に一番必要なのは、万が一のための操作マニュアルであって、しかもそれをエンドユーザー自身に行ってもらうように促す事が、最低限度の職務である。それを行わずに“切り替え完了した”とか、“全て自動ですから”と言って、信用できる訳がない。そもそも、インターネットに必要な“住所”は、プロバイダが割り当てるDNSサーバであって、IPアドレスは、むしろDNSサーバ毎に振られている以上、自動で変更できる代物ではない。それは、公衆Wi-Fiでも同じで、一過的に使う場合に臨時のIPアドレスが割り当てられる事はあっても、それが恒久的に使える訳ではない。だから、通常は同じWi-Fiを使ってても、メールとかが他の利用者とカブらずに使えるのは、契約上のDNSサーバに割り当てられたIPアドレスによって区別されるためであって、回線が違ってもプロバイダのサーバーが同じである以上は、どこでも使えるのである。そこんトコは、長年インターネット通信をやってる以上、ある程度はピンとくる話である。
だからこそ、プロバイダの契約を変更する際には、価格よりも先に、キチンとした設定マニュアルを送付するかどうかを見極めた方がいいだろう。その上で、勧誘先のプロバイダが“遠隔操作で”と言った時点で、“書面での設定マニュアルを送付してくれ”と言ってみよう。それができない様なトコは、まず怪しむべきである。大手の場合、相手が“手練れ”である事を承知の上で送ってくれるハズである。