迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

地方競馬と財政の話。


20050205cc51adc5.JPG今月から、競馬に関する話も書いて行こうと思い、早速赤字続きで廃止の話ばかり目立つ地方競馬の現状と、競馬に限らず公営ギャンブルを開催している自治体の態堕落について、オイラ流に斬っていこうと思う。(今回の写真は、3年前の正月に行った名古屋競馬場。ココって、結構建物がボロい…。ま、今年から交通の便が良くなるらしいが。)
そもそも“公営ギャンブル”は、国および地方自治体が胴元になって、刑法で禁じられている賭博を、税金だけでは賄い切れない財政支出を捻出する為にアンチ法(競馬法等)を建てて開催し、カネを巻き上げる…もとい、ギャンブルを楽しんでもらう“公益サービス”の一環です。(日本の刑法には、いかなる理由があっても富くじ…つまり賭博…を開催してはいけないという記述がある。詳しくは、六法全書でも読んでくれ。)当然だが、“宝くじ”も元来は“違法賭博”の対象ではあったが、胴元が国や自治体であり控除率が高い(宝くじの控除率は50%、ちなみに競馬は25%。)為、取り締まりの対象とはならないとか。(ちなみに宝くじの当選金は非課税、その他の公営ギャンブルの配当金は課税対象だったりする。)

ところが、ソコんとこを勉強していない政治家や役人が多いこと。つまり、少額の税金しか払ってくれない庶民から、税金以外で徴収する為の手段である競馬をはじめとする公営ギャンブルを、“税金のムダ使いだ”とか、“イメージが良くない”等と言って、強制的に“廃止”に追い込む自治体が多いと聞く。(しかも、かつての売上金で、公立小・中学校や地域の総合病院を建設しておきながらである。)また、自分とこでやってる公営ギャンブルなのに、“行った事ない”とか、“あんな下賤な場所”とか抜かすバカな役人や政治家がいるから、余計にタチが悪い。
しかもその手段がまたセコい事で、本来なら公営ギャンブルには関係ない財務赤字(カラ出張とか)を主催者組合の経費に摺り替えたり、コストの掛からない雑費(植え込み花壇の肥料とか)を不正に操作して高く見積もったり、スタンドの改修を行ってないのに実施した様に装ったり…。ハッキリ言って、殆どファンや関係者をバカにした行為を、“役所はエラい”の考えのみで堂々とやってしまっているのである。こういう事を平然としている自治体に限って、住民に対する行政サービスができてないし、また利用したくても手続きとかが複雑すぎて使えないなんて苦情が頻発している。
そう、基本的な“接客サービス”ができてないのである。それができてるかどうかは、実は公営ギャンブル場の接客業務やサービスで伺い知る事ができるのである。石原東京都知事大井競馬場のスタンド改修を命じたのも、(本来はカジノを開設したいから、やったのだろうけど)こういった部分を見てるのは利用者である庶民である事を、理解できてるからであると思う。
確かに、開催しても目標の売上が達成できなければ“税金のムダ”と言われても仕方がないが、ならばなぜ、公営ギャンブルを開催しなくても良い様に高額な税金をかけなかったのだろうか?当然だが、地元住民の猛反発を喰らうのは目に見えてるだろうからしようとは思わないだろうが、仮に実現したとしても、根本的な解決にはならない。なぜなら、政治家や役人がその分の利潤を公共サービスに回さず、自分達の懐に隠し入れる可能性が高いからである。
廃止を唱える市民団体も、存続を求めるファンも、少し襟を糺して考えてもらいたい。こんな事態を招いたのは、誰のせいかという事を。誰でもない、政治家の言い訳を鵜呑みにし、役所の考えだからと甘えてた自分達のせいである。どんな論議も、現場を知らない様では話にならない。オイラは、政治家や役人は、もっと自分達の仕事として競馬を見てほしいし、愛してほしい。財政を悪化させたのは、自分達自身の怠慢な態度が招いた結果だと。本当は気付いてほしい、地方競馬(だけじゃなく、すべての公営ギャンブル)をまともに運営できない様じゃ、住民サービスも期待できないと思っている庶民が多い事を。

かなりカタい話の後でなんだが、最後に明日のメイン予想を。3重賞をまとめて予想するのは大変だが…。
まずは東京の共同通信杯(G3)
◎2番ストーミーカフェ
○9番マルカジーク
▲6番ダイワアプセット
次は京都のシルクロードステークス(G3)
◎11番コンコルディア
○1番ナイキアヘッド
▲8番プレシャスカフェ
最後は小倉大賞典(G3)
◎11番メイショウカイドウ
○4番シゲルドントイケ
▲15番セフティーエンペラ
ご参考まで。Good Luck!!