迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

地方競馬と中央競馬〜騎手の話〜

今年の中央競馬騎手試験合格者の中に、笠松競馬所属の中堅騎手の名前があった。去年の赤木騎手(彼は元・兵庫県競馬所属)同様、一次試験(高校生レベルの筆記試験)からの受験での合格である。通常、この試験は中央競馬競馬学校騎手課程受講生がプロとしてデビューする為の“卒業検定”みたいなモンらしいが、地方競馬所属や一般人でも適性があれば受ける事ができる。(地方競馬騎手が試験を受ける場合、中央競馬で年間20勝以上の勝ち鞍が5年間で2回以上なら、一次試験は免除される。)だが、中央→地方の移籍は聞いた事がない。(馬はしょっちゅうだが。)
本来ならあり得て当たり前な話が、なぜ存在しないのだろう?

他の公営ギャンブルではどうかは知らないが、恐らく移籍は免許が全国共通なので問題が無いのだろうが、競馬の場合、主催者が中央と地方で違う為、同じ騎手どうしでも自由に移籍はできない。それどころか地方競馬どうしでも騎手の移籍となると、各々の地方競馬組合のルールに阻まれ、容易ではないと聞く。例えば、A騎手の場合、所属していた地方競馬が廃止になって他の地域の地方競馬に移籍をしようと思っても、年齢制限や数カ月〜数年はきゅう務員扱いで過ごさなければならないという条件が課せられたとか、K騎手の場合のように、せっかく移籍・デビューが決まっても、所属厩舎や地元の騎手が圧力をかけて引退に追い込まれかけた事もあったとか。当然、中央競馬でもこれによく似たケースがあって、親族が競馬関係者だと談合しあい、外様だと騎乗機会を無条件で減らすといった横暴が発生してるとも聞いている。
確かに、中央は賞金面でも就労過程も地方とは比べ物にはならない様に見えるが、やってる内容は地方も中央も変わりはない。事実、赤木騎手の戦績は、地方時代に中央での騎乗機会が無かっただけであって、今年もコンスタントに勝ち鞍を上げている。(先週までに6勝、去年は31勝している。)地方競馬在籍の騎手でも、騎乗機会と良い馬にめぐり逢えば、必ず戦績を残す。中央の騎手でも、過去の戦績にうぬぼれれば腕が落ちる。だからこそ騎手免許ぐらいは中央や地方の垣根を今すぐ撤廃すべきだと思う。だが、主催者が消極的であったり、現場が保守的では、そんな改革も無理だろう。若手だからこそ騎乗機会を増やす為の交流をやるべきであり、現役での活躍を少しでも見ていたいと思うのは、ファンの願いでもある。双方にもっと柔軟性を求めたいのは、オイラだけだろうか?
今日は土曜日なのに重賞があるし、明日は季節外れ(と言えば失礼だが)のG1があるので、予想を書いておこう。
まずは東京の土曜G3、クイーンカップ
◎13番パーフェクトマッチ
○4番ライラプス
▲3番プリンセスイブ
次は京都土曜の京都記念(G2)
◎9番ダイタクバートラム
○7番ナリタセンチュリー
▲5番ピサノクウカイ
で、明日のフェブラリーS(G1)
◎6番タイムパラドックス
○7番シーキングザダイヤ
▲14番メイショウボーラー
今週末も、良い事があります様に。Good Luck!!