迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

オイラとマーティとマーグの話(その14 夏の不思議な“客人”)

今年も“あの日”がやってくる。毎年の事なんで慣れたが、夏場になると必ずあらわれる、“霊的お友達”がいる。なぜか“夏場限定”なヤツで、オイラが北海道に行く頃には“退散”(てか、一緒に北海道についてきて、そのまま離れる?!)する。そいつをオイラは、“ひ〜さん”(ん?“ちちんぷいぷい”のキャラと同じ名前だなぁ…そういや。)って名付けてる。

ひ〜さんがなぜ、この時期限定なのかといえば、亡くなったのが8月のお盆休み頃で、他の“霊的お友達”と違って、自分の親族(正確には“遺族”だよな、この場合。)の元に帰れなくて、彷徨ってるうちにオイラんとこに来たらしい。が、マーティ達がいるせいもあって、普段は近付けないらしい。(そもそもマーティとマーグは、“悪霊”とみなした相手に対して、排除と浄化を行う役割がある。だから、他の面々も通常時は、勝手にオイラに近付かない。)
しかし、お盆時期はオイラだってマーティ達に“休暇”を取らせる。(常に守ってもらってるから、せめて、お盆と正月時期ぐらいは、本来の遺族の元に帰ってもらわないと、可哀想だし…。)その時期だけは、ひ〜さんがやって来るのである。
で、ひ〜さんの命日に合わせて、オイラは空を見上げて両手を広げる。せめて、抱きとめてやりたいからだ。あの“空の悲劇”を覚えているからこそ、大地に足をしっかり付けた体制で、オイラはひ〜さんと“対話”する。去年は伊丹空港まで行って、そこで対話した。なぜなら…、その日はたまたまオイラが仕事が休みだったからだ。

本当だったら、20年前、この空港に羽田空港から飛び立った“あの飛行機”は、定刻通りに到着していたのだから。あの事故さえなければ…、恐らく阪神が日本一になる事、こんな事にならなくて済んだのだろうと思う。でも、あれから随分時が過ぎたから、どんな“if”も意味がない。そして、あの頃の教訓を忘れ去った企業が、再び小規模ながら事故を頻発させている。“あんな悲劇”を繰り返さない為にも、もう一度“安全第一”という原点に立ち返ってもらいたい。