タイムズメリケンにて

この写真は先日訪れた、“タイムズメリケン”の会場となっている、神戸海洋博物館である。ここに展示されてるレコードジャケットは、かつて須磨にあったCRKのスタジオ(正確には現在も利用している倉庫)に保管されているレコードだ。その証拠として、レコードに貼り付けてあるタグには、ちゃんと“JOCR”の文字が刻印されている。言わば、震災で傷ついたCRKの“モノ言わぬ戦友”達だ。
この企画は来月末で終了し、コイツらもやがては須磨(もしくは現在のハーバーランド本社)に帰り、こうやってふたたび日の目を見る事は、恐らく無いだろう。だが、この場所で懐かしいレコードジャケットを眺めるのも、また乙な楽しみ。開催中にぜひ、訪れていただきたい。
また、会場内はちょっとしたカフェになっているので、お茶を楽しむのも、また楽しい。ここでしか味わえないスィーツを食べながら、眺めるのもここでのスタイル。会場そのものはちょっと騒々しい部分があるが、基本的にはジャズがBGMとして流れ、日時によっては生演奏も聴ける。期間限定とは言え、あの苦難からの10年を振り返るには、ちょうどいい場所かもしれない。