毎年恒例の“チェーンメール”ネタ

この時期になると、なぜか頻発する“番組企画のチェーンメール実験”なるイタズラ。オイラんとこの競馬仲間が今日、コレに引っかかった。ま、該当する番組では、この手の実験はしていないという主旨の報告を番組上でやってはいるが、なぜか毎回引っかかる人が多いらしい。確かに、そういう系統の実験をやってる番組なので、内容的にはあってもおかしくないのだが、冷静に考えると、どんだけの関係先に迷惑をかけるイタズラか、想像がつくもの。オイラの場合、そもそもメル友がそんなにいない(人間として、マズいような…苦笑)のと、この手のイタズラは信用していないんで、まず胡散臭いメールが来たら、相手に送り返してます。(苦笑)

で、どんな内容だったかと言うと、察しのつく方ならもうお分かりの“24時間TV”関連の実験と称するアレである。以下はその文章の要約である。
“突然ですみませんが、あのTV番組でメールがどこまでつながるかを、○○(あえて伏せ字)が実験競争中との事。スタートの何所県何所市の××さんから始まって、とうとう回ってきました。これを▲人(メール内容によって、設定人数が違う。)に回して下さい。この結果は●月××日の夜放送予定です。絶対に止めないで下さいとの事です。”
この内容を全文読む前に、何年か前の24時間TVで言ってた内容を思い出し、すぐさま送信先の競馬仲間に“それ、騙されてるよ…。”と返送した。で、そいつが関係各所に問い合わせた結果、ガセである事が判明し、謝罪の電話を入れてきた。
だいたいよく読めば解るが、放送予定日の日時が古すぎる事と、スタートした場所がなんで僻地(該当地域の方々には申し訳ないが、この場合はそういう事にしておいたら、説明が付きやすいんで…滝汗)なのか、そして“なんで24時間TV関連企画でこんなバカげた事をやろうとスタッフが言い出すのか”を考えたら、速攻気付く様なモンである。
チェーンメールの類いは、いわゆる“不幸の手紙”というイタズラが原型であり、友人間で相手の人脈の大きさを暴露させる目的がある。(当然だが、その事でバカにされて恥をかくのがオチな訳だが…。)したがって、オイラみたいに人脈が薄く、疑い深い人間には通用しにくいため、めったに被害に遭わないどころか、逆にやり返されて仕掛人がヘコむ事がある。(だから、面白味が無いんでめったに回ってこないんだが…。)しかし、言い出しっぺは簡単に引っかかる“キーワード”を使って心理的に追い込むから、なかなか被害が減らないのが事実。(たとえば、“３日以内に５人に紹介しないと、不幸になる”とか、“この内容をコピペして７人に送ると幸福になる”とか…)だが、逆を言えば、その言葉に対して“免疫”のある人の場合、その言葉だけで嘘を見破り、やった相手を叱り飛ばす訳である。(ま、そいつもオイラにメールで叱られて、かなりヘコんだ様子だった。)とにかく、こんなイタズラで他のメル友や知人に被害が出るのを未然に防ぐには、受信した人が冷静に考えて、送信先の友人や関係者に対してガセである事を報告し、ブレーキをかけてやるのが一番早い。
教訓:実際に存在する名前(番組名や企業名等)をかたって回ってるチェーンメール程、胡散臭いモノはない。