迷馬の隠れ家 はてな本館

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努兄がフリーにならなかった訳…

ここんとこ努兄の話が多いけど、“らじゼミ”(いつも聴いてる“らじおゼミナール”の略)でいつもオープニングと午前3時冒頭に努兄が“独り言”形式で自分の思いを話してくれるおかげて、ネタが尽きません。いや、嬉しい反面ちょっと喋り過ぎの様な気もしなくないが…。
で、昨日(正確には今日の午前3時)の“独り言”で、こんな話をしていました。

このBlogで努兄の話を飽きずに読んでる方はお解りだと思うが、70年代といえば努兄が、テレビ・ラジオを問わず大暴れしていた時代であり、東京の人気アナと肩を並べる程、関西の局アナとしては全国的な人気を誇っていた。そんな時代には、東京のタレント事務所や芸能プロダクションから、独立の話が度々持ち上がっていた。(“My favorite announcer”の征平タンのトコでも説明したが、地方局アナが東京の芸能界からスカウトされるという事は、それだけ東京でも需要がある“証明”である。)が、努兄も征平タン同様に、その話が出る度に断ったのだそうな。
その理由は、“ボクには東京でサポートしてくれる(芸能界の)知り合いがいないから”というもの。意外かと思われるが、努兄はこう言葉を足してた。

「裏方でサポートしてくれる人がしっかりしていないと、今後フリーになっても失敗する。」
そう、人気や勢いがあっても、その裏方との“二人三脚”ができてないと、やがては仕事がなくなる事を、努兄は自分の性格や環境を見て悟っていたのである。
確かに、話を持ち出したタレント事務所や芸能プロダクションは、アナとしては好条件を提示してはくれるが、人気がなくなり需要が見込めなくなった時の生活の保証は、何一つ提示しない。それだったら、放送局という“組織”の一員として定年まで残る方が健全ともいえる。また、人気とは“水モノ”であり、決して永遠に続く訳じゃない。まして、カメラやマイクの前には自分のみしかいないけど、そのバックには番組制作の裏方(ディレクター・プロデューサー・構成作家etc)がいて、その人たちのサポートの元で“好き勝手”をやってる訳である。この事を努兄は、番組制作を通じてよく知っていた。つまり、自分一人じゃなく、スタッフみんなで勝ち得たモノが、自分に対する“評価”であり、“人気”であるという事である。
ハッキリ言って、“自分の現在の姿に甘え過ぎず、一緒に闘ってくれる“仲間”を思いやる気持ちこそ、成功の秘訣では?”と、努兄は成功者達の事を、こう分析しているのだ。
そう考えると、今回の衆議院選挙も、自分達の事を信じてくれた人達を“裏切った”政治家は、当然の報いを受けるべきであろう。“政権を奪取できたら…”と吠えるなら、その思いに惹かれた者達の前で実証を示すべきであり、“自分達こそ正しいのだ…”と叫ぶなら、その言葉を偽ってはならない。しかし、どの政治家も(政党も)残念な事に、その言葉を“支持してくれた”人々をバカにして欺いた。その事が原因で、今までの選挙の投票率が低迷していたのだ。
さて、この努兄の“言葉の裏にある批判”をあなたはどう、受け止めますか?