迷馬の隠れ家 はてな本館

旅好き・馬ぐるみゃー・オジアナヲタクな主婦の、雑多なコンテンツですw

“中途半端”は時間だけか?

今週の“週刊競馬ブック”(オイラの愛読書)の読者コーナーで、東海地域の競馬が昔の様な賑わいがないのは、レースの実施時間が中途半端なのでは…という投稿が載っていた。しかしオイラには、そうには思えない。むしろその逆だと思っている。確かに“薄暮競馬”と称して、開始時刻を遅らせてやる競馬開催には違和感があるだろうが、考えようによってはまだまだ改善の余地がある。
むしろ“中途半端”なのは、開催自治体の態度や競馬場設備そのものではないかと、オイラは感じている。

オイラの競馬におけるホームグランドは、中央だと(京都の方が行く機会は多いが…)阪神、地方だと園田になる。で、ふたつの競馬場を比較すると、明らかに違うのは施設の清潔感と使い勝手である。
そりゃ、地方競馬中央競馬の資金繰りを考えれば、差は歴然なのは解るが、あまりにもギャップが激しすぎるのだ。これは、オイラが“牝馬”(女性)だからだろうとは思うんだが、同じ競馬場なのに、使いやすさが違うのだ。
そもそも、“鉄火場”とも言われた時代のままの園田競馬場は、お世辞にも“きれいな競馬場”とは言えない、むしろ“見窄らしい競馬場”にしか見えない。また、場内施設はどう考えても、男性思考で作られたスタンドや売店配置であって、女性が利用するには抵抗のある場所だ。相対して阪神競馬場は、土地柄もあって建物自体がデザインに凝った造りであり、また至る所に女性トイレや売店がある為、気軽に利用しやすい雰囲気になる。また、春のG1競走“桜花賞”の舞台にふさわしく、至る所に桜の木を植樹したりいろんな花の植え込みに志向を凝らしていて、いかにも女性好みの競馬場を演出している。また、馬ぐるみ等のファンショップが充実しているのも、この競馬場の特徴で、指定席も(最近は電話予約でしか入れない席の方が増えたが…)カップルやグループでの使用を前提に整備されてる為、非常に使い勝手が良い。(ちなみにオイラ、阪神競馬場の購入可能な指定席を“全制覇”した事あります。)
こういった事を考えると、地方競馬の場合、女性や家族連れの競馬ファンに対するサービス面に消極的になり過ぎて(正確に言えば、無視したため)、男性のコアなファン以外は使いにくい競馬場になり過ぎたのでは?と思ってます。
最近のこういった“ギャンブル産業”では、女性客やファミリー向け、身障者や外国人向けのサービスができてない様では、“廃れて当然”は常識になりつつあります。大物タレントを起用して行う場内イベントや場外発売所を増やしたり、発売馬券の種類を増やすのも良いですが、こういった“利用者”自身に対する来場に際して目に見える“サービス”に重点を置き、改善してこそ初めて収益の大幅な“改善”を見込めるのではないでしょうか?